01 科学に関わる仕事を求めて中途入職
JSTに入職するまではかなり紆余曲折がありました。日本で高校を卒業後、アメリカの大学で天文学を学びました。周囲の学生のほとんどが大学院に進む中、もっと現実の社会を知りたいと思い、卒業後は帰国して日本の通信系ベンチャー企業に勤務しました。でも、学生の頃からいつかは科学技術に関係する仕事をしたいという思いがあり、インターネットで検索していたところ、JSTを知りました。たまたま中途採用の募集をしていたときで、「ここなら研究の最前線の先生方と一緒に仕事ができる」と感じて応募し、採用されました。
新しいことに惹かれる好奇心旺盛な性格なので、私の知らないさまざまな科学に関われることも魅力でした。新しい科学の世界はいつも私をワクワクさせてくれるからです。
入職後は社会技術開発センター(RISTEX)に3年半、その後、文部科学省に派遣されて2年ほど勤務し、JSTに戻った現在は未来創造研究開発推進部に所属しています。この部署は、社会や産業界のニーズからバックキャストして研究開発テーマを策定し、未来の社会に求められている、かつインパクトの大きい研究開発を推進する「未来社会創造事業」を手掛けています。
