科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業について

目的

 修士課程から博士後期課程に進学する優秀な人材の確保を図るため、将来の我が国の科学技術・イノベーション創出を担う博士後期課程学生の処遇向上(生活費相当額(180万円以上)の支援を含むフェローシップ)とキャリアパスの確保(博士課程修了後のポスト接続)を、全学的な戦略の下で一体として実施する大学に対して補助金を支援します。
 価値創造の源泉である基礎研究・学術研究の卓越性と多様性を維持・強化していくため、将来を担う博士人材を戦略的に育成していくため、本フェローシップでは、各大学が将来のイノベーション創出等を見据えてボトムアップで提案するボトムアップ型と、国がトップダウンで分野を指定する分野指定型の2タイプがあります。

  • ボトムアップ型:大学の強みや地域の強み等を生かしたイノベーションの創出等が見込まれる人文・社会科学を含む幅広い分野を大学が提案
  • 分野指定型 :産学を通じて人材ニーズの高まる分野(情報・AI、量子、マテリアル等)を国が指定

支援内容

 支援対象: 国公私立大学(補助機関)
 支援期間: 7年間(6年目以降は継続分のみ)
 支援規模: 47機関, 1機関1分野当たり6~40人程度(総支援人数:1,000人/年)
 補助率: 3分の2
   [(生活費相当額(180万円~/人)+研究費)×2/3]
    ※ 事務経費×2/3を別途補助