【プレスリリース】低酸素環境による膵がんの悪性転化メカニズムを解明-ヒストン脱メチル化薬剤による高度悪性膵がん治療の可能性に期待-
佐藤俊朗総括、藤井正幸グループリーダーらの研究チームは、今回、悪性度の高い膵がん患者から臓器のミニチュアである膵がん「オルガノイド」の樹立に成功し、Wntと呼ばれる増殖シグナルがなくても増殖できることを見出しました。これらの膵がんは、低酸素環境などの腫瘍環境によってエピゲノムが変化し、「腺扁平上皮がん」と呼ばれる病理像を示す組織へと悪性変化することを解明しました。