研究グループ

オルガノイド開発グループ

本グループではヒト臓器細胞を用いた次世代オルガノイド技術や異種移植技術を開発し、これまで困難であった生体機能解析基盤を開発します。ヒト組織をオルガノイド研究に用いるためには通常さまざまな制約がありますが、慶應病院の10の臨床科とともに“オルガノイドコンソーシアム”を結成することで円滑な研究倫理審査プロセスの実現が可能になり臨床-基礎医学研究を加速します。また、オルガノイド樹立に適切な細胞ソースを得るために臨床現場の経験を生かした検体の採取方法を開発するなど実践的な連携が生まれます。“オルガノイドコンソーシアム”は、若手研究者と大学院生が基礎と臨床の垣根を超えて研究する基盤となり、臨床と基礎が一体となった研究体制を推進するとともに次世代の研究医の育成にも貢献します。

既に多数の内胚葉系組織由来組織幹細胞オルガノイドを樹立し、解析データと共にオルガノイドバイオバンクとしてアーカイブしています。バイオバンクリソースに対しオルガノイドに適した遺伝子ノックアウト方法や生体機能可視化技術を組み合わせることで、メカニズム解析研究の駆動力とするとともに、機能型オルガノイドの開発を目指します。

MEMBERS

グループリーダー

  • 安田 浩之

研究員

  • 杉本 真也
  • 股野 麻未
  • 羽生 ひかる
  • 金世杰

RA(学生)

  • 北間 聖名
  • 城崎 浩司