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ERATO沙川情報エネルギー変換プロジェクト
情報物理学でひもとく生命の秩序と設計原理

「沙川情報エネルギー変換プロジェクト」と新学術「情報物理学でひもとく生命の秩序と設計原理」の合同勉強会を開催しました。

■日程:
2024年6月6日(木)~7日(金)
■会場:
東京大学工学部6号館セミナーAD室
■言語:
日本語
6月6日(木)3コマ(参加者:48名)
①13:00 - 14:20
(10分休憩)
②14:30 - 15:50
吉村耕平(東京大学) 
『Wasserstein 距離とはなにか?』
最適輸送理論と熱力学を結ぶ Wasserstein 距離とは何かを、いろいろな視点から考える。
休憩(10分)  
③16:00 - 17:20
伊藤創祐(東京大学) 
『最適輸送理論に基づく非平衡熱力学の基礎』
吉村さんが講演する最適輸送理論に関連して、最適輸送理論がいかに非平衡熱力学において有用であるかを、具体例とともに説明する。
特に質問や聴衆の理解度に応じて、臨機応変に話す内容を取捨選択したい。
6月7日(金)2コマ(参加者:34名)
①10:30 - 11:50
大賀成朗(東京大学) 
『駆動力(cycle affinity)に基づく原理限界の話題』
実際に生じた散逸の大きさを表す entropy production と、系に働く駆動力の大きさを表す cycle affinity は、熱力学コストを定量する2つの相補的な概念である。両者の違いと、後者を用いた普遍不等式の研究を紹介する。
昼休憩(60分)  
②12:50 - 14:10
濱崎立資(理化学研究所) 
『マクロ系における量子速度限界』
従来の量子速度限界の多くはマクロな量子系においては有用な制限を与えない。本講演ではマクロ系でも有効な量子速度限界に関する私の研究を紹介する。
2024/6/7(木)1コマ目終了後
【2024/6/7(木)1コマ目終了後】