サル大脳認知記憶神経回路の電気生理学的研究

宮下 保司
研究代表者
宮下 保司
東京大学 大学院医学系研究科
教授
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研究概要
霊長類の認知記憶は思考をはじめとするさまざまな高次精神機能の基礎となります。本研究では、この認知記憶システムの構成要素である記憶ニューロン群(記憶形成に関わる記銘ニューロンや記憶の引き出しに関わる想起ニューロン)を生みだす大脳側頭葉・前頭葉皮質の微小神経回路のはたらきを調べ、これらがどのように協調的に組織化されて記銘や想起という現象が可能になるかを明らかにします。多点電極で同時記録される神経信号間の因果的依存関係を、近年開発されたノンパラメトリック型の信号解析法によって解きほぐしていく方法を中心として、集学的アプローチにより研究を進めます。
サル大脳認知記憶神経回路の電気生理学的研究
プレス発表
平成26年5月23日
藤原科学財団より第55回藤原賞の受賞者が発表され、研究代表者の宮下保司先生が受賞されました。
平成25年01月10日
記憶を思い出す源となる神経回路を解明(JST、東京大学との共同発表)
平成25年07月12日
脳内の外界情報データベースが作られる仕組みを解明—従来の定説を覆す発見—(JST、東京大学との共同発表)
平成26年5月23日
研究代表者の宮下保司先生が2014年度藤原賞を受賞(藤原科学財団より発表)