可塑的神経回路を支えるシグナル伝達の分子基盤解明と制御
研究概要
神経回路には、遺伝子プログラムによって決定される回路(hardwired circuit)に加え、経験に依存して連結性が強化される可塑的回路(plastic circuit)の存在が想定されています。本研究では、新規のイメージング技術により、この可塑的回路を支えるシグナル伝達の分子基盤をシナプスレベルならびにシステムレベルで明らかにします。さらに、可塑的神経回路の脱構築・再構築を制御するための新技術を開発します。
主たる共同研究者
- 喜田 聡
- 東京農業大学 応用生物科学部 教授
- 菊地 和也
- 大阪大学 大学院工学研究科 教授
プレス発表
- 平成24年05月11日
- 神経細胞の情報伝達効率を調節する新たな分子メカニズムを発見(JST、東京大学との共同発表)
- 平成25年04月19日
- シナプスの演算ルールを可視化することに成功! ナノレベルの記憶形成機構解明(東京大学からの発表)
- 平成26年10月2日
- 長期記憶形成時の脳部位に応じた遺伝子発現調節機構の発見(JST、東京大学との共同発表)
- 平成26年11月25日
- 神経活動を可視化する超高感度赤色カルシウムセンサーの開発に成功(JST、東京大学との共同発表)
評価
中間評価結果