海馬神経回路形成における細胞接着分子と関連分子の機能と作用機構
研究概要
海馬は記憶と学習の鍵となる脳部位であり、そこでは興奮性と抑制性の神経細胞がシナプスを介して局所的な神経回路を形成し、その出力を制御しています。しかし、海馬神経回路の形成機構や機能の発現機構の多くは不明のままです。本研究では(1) 神経回路形成における標的細胞認識、(2) シナプスの形態形成と機能制御、(3)シナプス可塑性発現のそれぞれの過程において、細胞間接着分子ネクチンとその結合タンパク質アファディン及びそれらの関連分子が果たす役割を解明します。
主たる共同研究者
- 溝口 明
- 三重大学 大学院医学研究科 教授
プレス発表
- 平成26年11月12日
- 研究代表者の高井義美先生が2014年度武田医学賞を受賞
評価
中間評価結果