ワークショップ
沖 大幹
東京大学生産技術研究所教授

博士(工学、東京大学)、気象予報士。1987年東京大学工学部土木工学科卒業、1989年東京大学 生産技術研究所 助手、2006年より現職。その間、日本学術振興会特別研究員としてアメリカ航空宇宙局NASAゴッダード研究所に、また助教授として大学共同利用機関総合地球環境学研究所に、上席政策調査員として内閣府総合科学技術会議事務局にも勤務。地球水循環システムを専門とし、気候変動がグローバルな水循環に及ぼす影響やヴァーチャルウォーターを考慮した世界の水資源アセスメントなどを研究対象にしている。気候変動に関わる国家間パネル(IPCC)第4次報告書主要執筆者、国土審議会専門委員なども務める。日本学士院学術奨励賞(2008年)ほか表彰多数。2006年8月には米国科学雑誌「Science」誌にレビュー論文「地球規模の水循環と世界の水資源」を発表。監訳に「水の世界地図」(丸善出版、2006年)、共著に「国土の未来」(森地茂編著、日本経済新聞社、2005年)などがある。