国立研究開発法人 科学技術振興機構 次世代人材育成事業

国立研究開発法人 科学技術振興機構

参考データ

実施機関作成コンテンツ

北海道(対象地域:広域函館圏(函館市、北斗市、七飯町))
函館工業高等専門学校
令和3年度採択
令和8年1月掲載
青森県(対象地域:青森県)
八戸工業大学
令和5年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
身近な理系女子ロールモデルによる職業理解を通じた女子中高生への理系進路選択支援
中学生、高校生向けに理系のさまざまな分野のしごとを紹介するブックレットを作成しました。本学工学部の機械系の女子学生、土木系、生物化学系の女性卒業生、理系出身の教職員、女性技術者への期待を語る建設業・製造業の社長などのインタビューが収録されています。また、大学進学時の奨学金の情報や理系での学びを活かしたさまざまな仕事もイラストつきで詳しく紹介。2024年には青森県内すべての中学3年生、高校1年生と各クラスに約1万2千部を配布しました。そのほか、NPO法人地域活性化教育支援ネットワーク様との連携により、中学生への「理系進路のススメ」と題した講演でさまざまな理系の学部・仕事の説明・ロールモデルの紹介、工業大学体験ツアー、実習体験イベントなど実施しています。

青森県内のすべての中学、高校に配布された
理系の職業紹介のブックレット
岩手県(対象地域:一関市・平泉町・奥州市)
一関工業高等専門学校
令和6年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
①「生成AI×スイーツ」ワークショップ
②ものづくりで学ぶ サイエンスカフェ
③リカカツバスツアー

➀「生成AI×スイーツ」ワークショップ

令和6年度は「生成AI×アイスクリーム」、令和7年度は「生成AI×ごま摺り団子のパッケージデザイン」を開催。全3回のプログラムでは、調査 → トライ&エラー → 成果発表までの一連のプロセスを体験できるよう工夫し、研究者の思考過程を追体験できる構成とした。また、地元の老舗菓子本舗との共催により、郷土愛や地域理解を深めるきっかけづくりにも配慮した。

ワークショップチラシ
(左:R6、右:R7)

➁ ものづくりで学ぶ サイエンスカフェ

令和6年度は長岡技術科学大学の学生団体 TE×DI、令和7年度は高知高専の女子学生団体 TGK と本校女子学生団体 STEAM-nitic とのコラボ企画を開催した。第1部の「サイエンス教室」では、ものづくりを通して科学を学び、第2部の「おしゃべりカフェ」では、ロールモデルとなる地元の女性経営者・女性研究者・女子学生とのざっくばらんな座談会を通じて、理系進路を身近に感じられるよう工夫した。

サイエンスカフェチラシ
(左:R6、右:R7)

➂ リカカツバスツアー

令和6年度は岩手県内の研究機関、令和7年度は岩手県南地域で女性が活躍している企業を巡るバスツアーを開催した。各見学先では、女性技術者や女性研究者が説明を担当し、見学会の最後には座談会形式の交流会を実施した。女子中高生とその保護者に、理系進路の先には女性が活躍できる場が数多くあることを知っていただく機会とした。

リカカツバスツアーチラシ
(左:R6、右:R7)
山形県(対象地域:山形県内)
鶴岡工業高等専門学校
平成30年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
女子中学生向け学校案内冊子

現在の高専女子の活動を知ってもらい、理系進路選択を促すために中学生女子向けに作成した冊子。
高専の特徴、研究室に所属する女子学生のインタビュー記事、部活動で活躍する女子学生の声、女子寮の紹介、女性教員の研究紹介、OGのキャリアストーリーなどを掲載した。鶴岡高専を進路選択として考えてもらうために作成しているが、全国女子中学生が理系進路の一例を知ることができる冊子になっている。

茨城県(対象地域:茨城県内)
茨城大学
令和5年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
企業見学バスツアー/ロールモデルとなる女性技術者との交流

女子中高生限定で、県内の企業2社を巡る日帰りバスツアーである。
訪問企業は、精密部品加工、製造、材料試験、建設、金属・リサイクル事業と多岐にわたり、工場立地面積全国第1位(2023年)という茨城県の特性及び工学部の強みを活かした取組である。 令和5~6年度は、株式会社三友製作所、株式会社野上技研、日立建機株式会社、SMC株式会社、株式会社神戸工業試験場、鈴縫工業株式会社、JX金属株式会社の協力を得て、計7回実施した。本取組では、企業説明、工場見学に加え、女性技術者との交流時間を設けている。交流は少人数グループでの対話形式で実施し、参加者が理系進路選択後の将来像を具体的に描く機会となっている。昼食休憩には地元の飲食店を活用し、参加者間の情報交換を促進している点も特徴である。本取組は継続している。


  • 業務の説明を聴く
    (株式会社三友製作所)

  • 職場を見学する
    (株式会社神戸工業試験場)

  • 製品を見学する
    (株式会社野上技研)

  • 女性技術者と交流する
    (日立建機株式会社)
茨城県(対象地域:全国)
筑波大学
平成28年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
女子大学生・院生による「ピアサポート」

筑波大学の女子大学生・院生によるグループ「つくりけCo-Lab」を中心に、つくば市と筑波大学の共催企画として女子中高生の理系進路選択応援プログラム」を実施しています。学生スタッフが「受験生の時にこんなことが知りたかった」「ここが不安だったな」といった経験に基づき色々な企画を考えています。「理系」のハードルを上げずに、気軽にのぞいてみてほしいという思いから、イベント名は「のぞき見サイエンス」にしました。毎年、女性研究者の講演会や、筑波大学の学生スタッフと中高生が一緒に「研究発表」するといったイベントを開催しています。筑波大学では、このような女子学生コミュニティがあるので、入学後は同じ志を持つ仲間と出会い、学びを深めながら自分の可能性を広げることができます。


  • のぞき見サイエンス2024(講演会の様子)

  • のぞき見サイエンス2025(研究発表の様子)
栃木県(対象地域:栃木県、茨城県・埼玉県の一部)
小山工業高等専門学校
令和2年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
ダイバーシティ型STEAM人材育成の取組み

小山高専ではこのプログラムから始まり、現在は「ダイバーシティ型STEAM人材育成プロジェクト」として、高専ならではのリソースを活かした多彩な企画を展開し、理工系の楽しさや魅力を、児童生徒(特に女子)を対象に発信しています。
例えば、ロールモデル企画として、女性エンジニアの活躍を紹介し自分の将来を考えるきっかけを提供するロールモデル紹介パンフレット「Minerva」の発行や、先輩の体験談を聞いて理工系進路への夢を膨らませてもらうよう「ロールモデルトーク」を実施しています。
また、近隣の自治体と連携する企画として、キャリアレクチャーと演示実験を組み合わせた独自コンテンツを地域のイベント等で発信する「サイエンスキャラバン」を実施し、リケジョを増やす取り組みをしています。
さらに、全国選抜小学生プログラミング大会の優勝者である女子児童を本校に特別招待するなど、優れた能力をもつ児童の早期発掘にも努めています。


  • サイエンスキャラバン R5

  • サイエンスキャラバン R6

  • ①取組概要図

  • ②Minerva vol.1~vol.6

  • ③ロールモデルパネル展示

  • ④ロールモデルトーク(生徒と年齢の近いOGによる親近感と現実味のある講話)

  • ⑤OG進路相談

  • ⑥プログラミング大会で活躍する小学生を
    オープンキャンパスに特別招待
栃木県(対象地域:栃木県を中心とした北関東地域)
帝京大学
平成30年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
帝京大学宇都宮キャンパスにおける事例紹介

実施内容

帝京大学理工学部は栃木県宇都宮市に位置しており、2025年度からは宇都宮キャンパスの総合理工学科、板橋キャンパスのデータサイエンス学科で構成されている。2016年度から女子中高生向けの理系イベント(リケジョ企画)を進めている。この期間にJSTの「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に採用され、2018年から2020年のJSTの支援期間では約700名近くの女子中高生を対象に栃木県を中心におこなった。支援終了後の2020年以降は男女関係なく、理工系を始めとしたキャリア教育やジェンダー教育を目指して「はばたけ理系Youth」としてサイエンスキャンプや企業の方とのキャリアカフェなどを展開している。現在は各自治体と連携し、女子学生向け(小・中・高校生)理科実験やキャリアカフェを中心におこなっている。

特徴的な事例紹介

1.各自治体によるサイエンスキャンプ等の企画・協力

栃木県では2022年度より女性活躍推進事業が促進され、女子中高生の理工系進路選択事業にも乗り出している。理工系企業に勤務する研究・技術開発職の女性人材の増加と、キャリア形成支援・活躍促進を図るために、高校生と理工系企業へのアンケート調査と大学生等へのヒアリング調査や女子中高生向けサイエンスキャンプなどを実施している。それに伴い、各市町村でも女子小中高生向けの理科実験教室やキャリアカフェをおこなっている。現在2023年度以降、帝京大学では本学主催のサイエンスキャンプ以外にも自治体や企業と連携し、理科実験教室や講演会、キャリアカフェを展開している。2025年度は宇都宮市、栃木市、大田原市、鹿沼市と共催企画をおこなった。栃木県内でも県北地域と県南地域では地域差や男女差があることが県の高校生の意識調査で分かっている。このことから小さい頃からの理科の体験は重要でジェンダーギャップの改善には必要であると考える。

  • 宇都宮市:「女性研究者のタマゴになろう」教育講演会 宇都宮市、日本デジタルゲーム研究会共催企画 ;デジタルゲーム研究の描く未来
     デジタルゲーム分野の現在(大学の教育分野や就職先)
     デジタルゲーム分野で活躍する女性たち
     デジタルゲーム分野の仕事のきっかけや高校・大学時代など
  • 栃木市「女子小中学生向け理工系進路選択イベント」DNA
  • 鹿沼市「女子小中学生向け理工系チャレンジ講座」
  • 大田原市「女子小中学生理工系チャレンジ講座」
  • 公財)パルティとちぎイベント参加

キャリアカフェは連携機関である株)ホンダテクノフォート(芳賀町)の女性エンジニアや本学の女子大生が参加して「未来ジョブラボ」をおこなった。大田原市でのワークショップは自分が今「好き」な活動や興味にから結びつく仕事や関連する仕事、この後必要とされる仕事を親子で考えてもらった。理科実験は「DNAの抽出実験」(栃木市、鹿沼市)、「身の回りの水溶液の性質を調べよう」(大田原市)、大学見学ツアー、学食体験をおこなった。


各市との連携企画(女子小中学生理科実験、ワークショップ)

2.県内女子高校生向けの進路選択授業における理系進路キャリア授業

帝京大学宇都宮キャンパスで開催している「進路選択と探究活動のインターンシップ」は県内の公立高校約10校が参加し、約1000人の高校生が参加するイベントで、総合大学である本学の特徴を生かし、各キャンパスから文系、医療、医・薬学、理系学部の教員を招聘し、様々な分野の内容などを紹介し、文理選択や大学進学や職業選択の可能性を考えるイベントである(本学のオープンキャンパスとは別のイベント)。高校1年生を対象に、女子高校生に理系で女子が必要な理由、女性エンジニアによる仕事や進路決定などを紹介し、キャリアカフェを開催している。


進路選択と探究活動のインターンシップ「リケジョの魅力」
株)ホンダテクノフォート、女性教員、女子学生との懇談会

3.刊行物

平澤孝枝、高山優子、小川充洋、池俣吉人、牧田匡史、橋本敬三;帝京大学リケジョ企画から考察する女子中高生の理系進路選択―日本のキャリア教育とジェンダーギャップを考える―, 帝京大学宇都宮キャンパス研究年報人文編,2025

群馬県(対象地域:群馬県内全域)
群馬工業高等専門学校
令和7年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
G-STEM ~ぐんま女子中高生理系進路選択への追い風プロジェクト~

製造業が盛んな群馬県は、①若い女性の人口減少率が高く、②理科教員の女性比率が全国最下位です。そのため、女子中高生の理系進路選択や地域の女性技術者確保が憂慮されます。そこで、本事業では、理工系人材の育成・確保を目指し、女子中高生の理系進路選択を後押しし、追い風を巻き起こすプロジェクトを実施します。群馬高専と地元自治体や教育委員会が連携し、女子中高生が理系科目を学ぶことの楽しさを実感できる企画に取り組みます。例えば、①地域で活躍する女性技術者や理工系女子学生と直接対話し、②高専の国際的ネットワークを生かし海外の理系女子学生と交流します。③進路選択に影響を与える保護者や教員向け企画を実施し理系進路選択の理解を深めます。④女性コーディネータを配置し女子中高生が将来の自分と向き合う契機となる様々な演出をしていきます。


女子中高生と保護者が参加した「女性技術者が活躍する企業訪問」での集合写真

埼玉県(対象地域:埼玉県全域)
埼玉大学
令和3年度・令和5年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
オンデマンド型研究・研究者紹介動画プログラムの作成・配信

理工系に関心はあるが進路として迷っている生徒や、理工系に関心のない生徒、さらに理工系の具体的な内容に知識の少ない保護者に対し、理工系進路選択の意義を簡潔に伝えるため、理工系の魅力や社会への応用を紹介するワンポイント動画を複数作成し、分野ごとにその魅力を伝えた。
また、理工系に進んだ女性たちには、就いている職業やキャリア形成について語ってもらうとともに、中高生へのメッセージを織り込み、親しみやすい内容となるよう工夫し、保護者の女子理工系進学への懸念を払拭することを意識した。
動画は、本プログラムHP及び埼玉大学公式YouTubeに掲載し、SNSを通じて配信を案内するとともに、埼玉県内中学校・高等学校での出前授業でも活用し、視聴を促した。


理工系女性研究者・技術者紹介動画と
理工系研究紹介動画
東京都(対象地域:東京都・全国)
お茶の水女子大学
令和3年度・令和5年度・令和7年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
①ひろがる工学・つながる工学セミナー 〜手芸に隠れる数学や情報科学を探ろう〜
②情報理工学入門セミナー 〜AIで自分の歌を作ってみよう〜

①ひろがる工学・つながる工学セミナー
〜手芸に隠れる数学や情報科学を探ろう〜

あなたにそっと寄り添ってくれる「ぬいぐるみ」、どのようにして作られるのか、考えたことはありますか?「ぬいぐるみ」を作るプロセスには、実は、数学や情報科学がいっぱい詰まっているのです。その秘密が少しずつ明らかになっていくと、小さな「ぬいぐるみ」にそんな秘密があったとは・・・と、驚きの連続です。手芸が大好きな人、工学に興味がある人、手芸にも工学にも興味がある人、新しい分野を学びたい人などなど、ぜひ、このセミナーに参加して、皆で考えながら、新しい手芸設計を体験しましょう!これまで知らなかった理工系分野の探検が始まります。詳細は、下記のHPをご覧ください。
http://www-w.cf.ocha.ac.jp/cos/report20250713/


クマの形をした大きなバルーンを使った講義

②情報理工学入門セミナー 〜AIで自分の歌を作ってみよう〜

現代社会において、「AI」はすでに日常に溶け込んだ技術となっています。このセミナーでは、生成AIと一緒に“私だけの歌”をつくる体験ができます。AIがもう一人の自分となってアイデアを形にする「つくるジザイ」、音を自在に操り「自分が音楽を作っている!」と実感できる「あやつるジザイ」、さらにシェアや応援を通じて、AI時代でも“人間らしさ”が価値となることを学ぶ「ひろがるジザイ」を体験します。つくる・あやつる・ひろがる―3つの“ジザイ”が広がる、創造のひととき。「変幻ジザイ!」を、あなたも体験してみませんか?
*自在(ジザイ)とは「自動」と「手動」を自由に行き来する身体・心・社会のデザインです。詳細は、下記のHPをご覧ください。
http://www-w.cf.ocha.ac.jp/cos/report20250824/


生成系AIを使って作曲する
東京都(対象地域:日本全国)
電気通信大学
平成29年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
電気通信大学「匠ガールプロジェクト」のご紹介

本プロジェクトでは、女子中高生の理系進路選択を支援することを目的としたラボ体験を継続して実施しています。参加者は夏休みや冬休みなどの長期休暇期間に電気通信大学を訪れ、実験を体験することができます。2023年度以降は年に3回から4回開催し、多くの皆さんにご参加いただけるよう拡充を図っております。本プロジェクトは2017年から継続して実施しており、これまで参加した女子中高生は、のべ1000名を超えました。また、参加ラボ数も2023年から順に17件、27件、35件と拡大しており、参加者は多様なテーマから興味のある研究分野を選択して参加いただくことが可能になっています。また2025年度は新たな取り組みとしてサイエンスフェスを開催し、午前は従来のラボ体験、午後は理工系女子育成に関する講演会を開催し、多くの方にご参加いただきました。


サイエンスフェス理工系女子育成に関する講演会の様子
神奈川県(対象地域:神奈川県全域を中心として、近隣地区(静岡東エリア、東京)を含めたエリア)
神奈川工科大学
令和6年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
神奈川工科大学 女子学生のための神奈川テクノフューチャープログラム:科学で夢を形に

技術企業が集まる神奈川県央エリアの厚木市にある本学が主体となり、教育委員会や地元企業と連携し、将来のモノづくりを支える工学系女子の人材育成を目標としたプログラムです。神奈川県全域の女子中高生の科学への興味増進だけでなく、進路やその先の職業を具体的にイメージし、希望を持って、自然に自分の未来の進路を選択できる意識環境をつくることを目指しており、事例として、以下の2つがあります。

①県内中学校・高等学校でのシリーズ講義

研究の基礎の指導に加え、キャリア検討における思考・価値観を養う講義を通して、客観的に自分の未来を考える視点を提供。

②授業・講演等を通した多面的なキャリア選択支援

中高生向けに実験体験や社会人講演を実施するとともに、大人層に対して子どもとの向き合い方に関する講義を併せて実施。


企画全体の実施体制図
山梨県(対象地域:山梨県全域・近隣県)
山梨県立大学
令和6年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
ものづくりから広がるポジティブチェーンプログラム~未来を見つける出会いの連鎖を体験しよう!~

地域の発展と自身のキャリアを具体的に重ね合わせ、理工系分野への進学やキャリア形成が、地域や自身の未来を拓く一つの方法であると気づく女子中高生を増やすとともに、その実現を支えるための、保護者、地域企業、高校・大学教員などからなる全県ネットワークの作成と構築を目的としています。具体的活動としては、県内のものづくり企業現場へ出向き、活躍する女性技術者(ロールモデル)に出会い、仕事のおもしろさを知るとともに、理系分野の学びとの関連を理解する「現場体験会」。ものづくりのおもしろさに触れつつ、県内産業への理解を深める「オープンラボ」。女子中高生や保護者と県内企業との出会いの場を広げるための「未来サロン」。中高を訪問し自身のキャリアと地域の発展を連動させて考えるように講義を行う「訪問講義」を実施しています。

現場体験

オープンラボ

未来サロン

訪問講義

山梨県(対象地域:山梨県全域)
山梨大学
平成30年度・令和2年度採択
令和8年1月掲載
長野県(対象地域:長野県全域)
信州大学
令和4年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
クロストークカフェの開催

信州大学では、理系学部の大学生・大学院生が登壇し、自身の進路選択や大学生活、研究内容について発表するプログラムを実施しています。発表では、理系を志したきっかけや、大学での学びの様子、研究の面白さなどが語られ、参加者が進路を考えるうえでのヒントとなる内容が多く含まれています。
発表後には、少人数のグループに分かれての交流会を行い、参加者が大学生に直接質問できる時間を設けています。進路選択や大学生活に関する疑問や不安を気軽に相談できる場として、毎回参加者から「もっと話したかった」「直接話せて安心した」といった声が寄せられるなど、好評を得ています。
本プログラムは主に高校に出向いて開催していますが、オープンキャンパスに合わせて実施した際には、保護者の方を含め、長野県内外から多くの方にご参加いただきました。
理系分野に関心がある方はもちろん、進路に迷っている方にも、大学生との交流を通じて新たな視点を得られる機会となっています。


オープンキャンパスに合わせて開催した際の
交流会の様子
岐阜県(対象地域:岐阜県)
岐阜大学
令和5年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
岐阜県内の中高生がサイエンスに親しみを感じられる機会を提供したい

岐阜大学男女共同参画推進室では、理系分野の進路や職業を選択する女性が身近にいないことで女子生徒が理系分野に親しみを感じる機会が少ないといった課題を克服するため、岐阜県内の中学・高等学校の生徒や教員を対象に「ぎふ理系はばたき応援プロジェクト」に取り組んでいます。
このプロジェクトでは、岐阜大学や連携機関に所属する女性研究者やエンジニアなどが岐阜県内の中学・高等学校を訪問して研究内容やキャリアパスについて語る出前授業や、生徒が岐阜大学の最先端研究施設を見学したり理系分野の大学生・大学院生から進路選択の経験談を聴いたりする大学見学会などを行っています。
イベントに参加した生徒からは「理系や科学への興味が高まった」「職業選択の参考になった」などの声が多く寄せられています。


  • 岐阜市内の中学校で出前授業を行う女性研究者

  • 大学見学会で中学生に進路選択の経験を語る女子大学院生
滋賀県(対象地域:滋賀県内)
滋賀県立大学
令和2年度・令和4年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
目指そう!未来を創る理系クリエイターin滋賀

理系進路に関する興味や知識がない小中高生から、既に理系進路を選択した方まで、それぞれのレベルや興味に合わせて選択的、段階的に参加できる3つのレベルのイベントを設定・企画し、理系進路選択への動機付けや意思決定を行うための各種情報を提供しています。
(レベル1)理系選択に向けた第一歩として、誰でも楽しめる謎解きや大学内の探検を通して理系的思考の重要性と楽しさを学ぶ「理系的思考体験」を実施しています。
(レベル2)理系進路への理解を深めるため、理系の職場を訪問し、見学や先輩理系職員との交流を通して理系の仕事の魅力ややりがいを学ぶ「職場交流体験」を実施しています。
(レベル3)理系進学の意思を固め、分野選択の参考とするために、本学での理系の研究や実験を自ら体験する「キャリアスキル体験」を実施しています。


  • 理系的思考体験(協力して謎解き)

  • 職場交流体験(日本電気硝子)

  • キャリアスキル体験(半導体プロセスの体験)
京都府(対象地域:京都府・大阪府全域)
京都光華女子大学
令和2年度・令和4年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
VR/AR技術を使った環境・防災教育

支援期間中はコロナ禍の影響もあり、遠隔でも臨場感のある教育を実現する方法を検討した結果、VR(Virtual Reality:仮想現実)およびAR(Augmented Reality:拡張現実)技術にたどり着きました。VRではCGを駆使して、授業中に巨大地震が発生する様子を再現しています。一方、ARでは天然林などを360度カメラで撮影し、その映像にナレーションやクイズを加えることで、教材として仕上げています。いずれの教材も専用ゴーグルを使用することで、実際に巨大地震を体験しているかのような、あるいはフィールドワークに出かけているかのような没入感を得ることができます。このような先進的なICT機器を環境学習や防災教育に取り入れることで、難解に感じられがちな理系の内容にも、親しみや楽しさを感じてもらえるよう工夫しています。


専用ゴーグルを使って、
バーチャルフィールドワークを体験する受講生
大阪府(対象地域:日本全国)
大阪大学
平成28年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
①理工系学部への女子進学応援とダイバーシティの推進!「入学支援金制度」
②女子中高生向け広報冊子「will」

①理工系学部への女子進学応援とダイバーシティの推進!「入学支援金制度」

大阪大学では、理工系学部への女子の進学を応援するとともに、ダイバーシティ推進と活性化を図るため、理学部、工学部、基礎工学部に入学した優秀な女子学生(総合型選抜・学校推薦型選抜により入学した者を含む)のうち、各学部で選定された計50 名に対して1名あたり20 万円を支援する「大阪大学学部入学生(女子学生)対象入学支援金制度」を実施しています。使途に制限は設けず、理工系学部への進学や学びに幅広く活用いただけます。本学では、多様性こそがイノベーションの源泉の一つであるとの考えのもと、これまでもオープンキャンパスをはじめさまざまな機会に女子の理工系学部への進学を促進してきました。本制度は、女子はもちろん、保護者や高等学校の教員などへの女子の理工系学部進学に対する後押しとなることを目指しております。


入学支援金チラシ

②女子中高生向け広報冊子「will」

大阪大学は、女子中高生向けに大学生活の魅力を伝える広報冊子「will」を制作しました。本冊子には、自分の意志(will)で進路を選び、学び、未来を描く本学の女子学生・卒業生の活躍をロールモデルとして提示することで、理系進学の障壁となっているアンコンシャス・バイアスを払拭し、女子中高生が安心して希望する進路を選択できるように、との思いが込められています。冊子内では、学年別の女子学生インタビューをはじめ、理系で学ぶ女子学生の対談や留学体験、卒業生からのメッセージなど、女子中高生の知りたい!をたくさん紹介しています。冊子はオープンキャンパスや各進路相談イベント等での配布する他、ダイバーシティ&インクルージョンセンターHPでも閲覧できます。


女子中高生向け広報冊子「will」
大阪府(対象地域:大阪府全域ほか、会場への参加可能な地域)
四天王寺大学
令和4年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
①学びあうサイエンス・キッズ広場(2024年12月22日(日)10:00~17:00)
②講演会「職業紹介&交流会」

①学びあうサイエンス・キッズ広場(2024年12月22日(日)10:00~17:00)

「学び合うサイエンス・キッズ広場」は、中高生が大阪市立科学館を訪れた子どもたちに実験・工作を教える協働型の学びの場として開催した。
10校から104名が参加し、ストロボスコープ、クロマトグラフィー、ホバークラフト、光るスライムなど10種類の科学体験を提供した。中高生は、教える立場を経験することで科学的理解が深まることを実感し、同時にコミュニケーション力や指導力の重要性にも気づき、生き生きと取り組んでいた。
準備段階から当日に至るまで、学校教員・大学・科学館が連携して支えた企画であり、学芸スタッフによるキャリア講話では、理系進路や研究の魅力に触れる貴重な機会となった。来場者約400名が参加し、地域と協働した科学教育の推進に大きく寄与した。


  • 会場での実施の様子

  • 会場での実施の様子

  • 科学館学芸員によるキャリアを考える講話

②講演会「職業紹介&交流会」

「職業紹介&交流会」は、中高生が自分の未来や理系分野の職業について考え、一歩踏み出すきっかけを得ることを目的として開催した。
企業、研究所、教育職の専門家が登壇し、仕事内容や進路選択の経緯、研究の魅力を講話と交流を通して紹介した。生徒は、普段触れる機会の少ない企業や専門職の“生の声”を直接聞くことで、将来の選択肢を広げ、自らの興味や進路観を再確認する機会となった。
また現場教員からは、進路指導では得られない多様な情報に触れられるこうした場の重要性が指摘された。今後は作成した職業紹介冊子を学校現場でのキャリア教育に活用する予定である。本取組は産官学が連携して実施し、理系進路への理解を深め、主体的な進路選択を促す学びの場となった。


  • 職業紹介講演会

  • 職業紹介講演会

  • 職業別交流会
兵庫県(対象地域:関西地域 主に兵庫県)
武庫川女子大学
平成29年度・令和2年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
MUKOJO ミライ☆ラボの取り組み

武庫川女子大学の「ミライ☆ラボ」では、主に文理選択前の小中学生を対象に様々なプログラムを実施しています。小学生対象には体験型のワークショップを開催したり、職業体験施設と共同で「Girls' day / Boys' day」プログラムを実施しています。また、中学生対象には出前授業を実施し、理工系分野の女性ロールモデルからご講演いただくとともに、協力校と連携しながら年次進行で文理の選択意識に関する調査研究を行っています。また、一足早く大学の授業やキャンパスの雰囲気を体験していただく中学生のためのオープンキャンパスを建築学部と連携して実施しています。詳細はミライ☆ラボのホームページをご覧ください。

奈良県(対象地域:奈良県、関西圏)
奈良女子大学
令和6年度採択
令和8年1月掲載
鳥取県(対象地域:鳥取県)
米子工業高等専門学校
令和元年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
高専女子の出身中学校における講演活動

本校では、高専女子が出身中学校を訪問し、進路選択や高専生活について講演する活動を行っています。本講演は、パンフレットやHPからは理解できない理工系分野に興味を持つ中学生にとって貴重な機会です。講演では、入学のきっかけ、授業や実験の楽しさ、クラブ活動や寮生活など、実体験を交えた話を紹介します。質疑応答では「女子でも理系で活躍できるのか」「勉強と趣味の両立は可能か」などの質問が寄せられ、参加者の不安解消や意欲向上につながっています。この活動を通じて、理工系進学への理解を深め、未来のエンジニアを目指す中学生を応援しています。


高専女子によるリケジョ育成を目指した講演会
島根県(対象地域:島根県)
島根大学
平成29年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
島根大学「SUN'IN Girls」が高校生の研究発表をサポートしました

2025年11月1日、松江市で「しまね大交流会2025」が開催され、島根大学ダイバーシティ推進室は「理系進学に興味がある女子あつまれ~」というブースを出展しました。ブースでは、島根県立松江南高等学校2年生10名が「未来創造リサーチ&アクションプログラム応用A」の授業で取り組んだ「味覚と視覚の関係」「地域と連携して小泉八雲を広めよう」「宍道湖の水質」についての研究成果を発表し、そのサポートを島根大学の理系女子学生グループ「SUN'IN Girls」4名が務めました。SUN'IN Girlsは今年春からほぼ毎週、松江南高校の上記授業に加わり、生徒たちの理科研究を支援しています。どの研究も興味深く、工夫に富んだ内容で、多くの来場者が足を止め、質問を寄せてくださいました。


ブースで発表する女子高生と見守るSUN'IN Girls
広島県(対象地域:広島県全域)
広島大学
令和7年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
理系を目指す女子と次世代ファシリテータ育成のためのものづくりプログラム

本学のプログラムでは、理系教科の教員を目指す大学院および学部の女子学生を中心に「学生メンター」を構成し、女子中高生に寄り添いながら、理系分野の楽しさを伝えるセミナーや研究活動を実践します。現在の日本において、理系教科教員や女性指導者が少ないことが、女性の理系分野へのキャリア選択に対してネガティブな影響を与えていると考えられます。そこで、理系教科の教員を目指す女子学部生・大学院生の活動の姿をアイコンとして見せながら、理系の楽しさや理系キャリアの可能性について教え伝えていくことで、一人でも多くの女子を理系分野に、また理系科目の教員への道へ誘い、将来の理系女性指導者の供給に好循環を形成することを狙っています。


学生メンターにサポートされながら電子オルゴールを
製作している受講生
徳島県(対象地域:徳島県)
あすたむらんど徳島子ども科学館
令和4年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
ファミリーサイエンス教室 女子中高生の理系進路選択支援プログラム「藍染体験」

あすたむらんど徳島子ども科学館では、科学館ならではの理系体験プログラムとして、日常では触れにくい伝統技術と科学を結びつけた学びの場を提供する目的で、女子中高生の理系進路選択支援プログラム「藍染体験」を実施した。四国大学の有内氏による藍や藍染の科学的解説に続き、技の館 瀬部氏を講師に迎え、参加者はハンカチを用いた実際の染色に挑戦した。染める前に洗濯ばさみや割りばしで挟んだり、輪ゴムで縛る工程では、出来上がりを予想しながら親子で楽しそうに作業する姿が印象的であった。染色工程では数人ずつ講師とともに手順を体験し、子どもから大人まで集中して取り組んでいた。参加者アンケートでも満足度は高く、多くの参加者が理系の学びや将来の進路を考えるきっかけになったとの回答が得られた。


  • ハンカチを縛る様子

  • ハンカチを染めている様子
愛媛県(対象地域:愛媛県)
愛媛大学
平成28年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
女子中高生の理系進学を応援する「サイエンスひめこ」の取組

本学では、女子中高生の理系進路選択を支援する取組として、理系女子学生グループ「サイエンスひめこ」を中心に活動を展開しています。令和7年度には、次世代人材育成拠点とジェンダー協働推進センターの共催で「女子中高生のためのロードマップtoサイエンス2025」を開催し、理系卒業生による講演や研究室見学、大学生との交流を通じて、理系分野の魅力を伝えました。また、オープンキャンパスでは、理農工の各学部で行われる女子向け相談会に「サイエンスひめこ」を派遣し、理系を目指す女子中高生や保護者の相談に応じています。女子学生だからこそ話しやすく、理系女子のリアルな声を聞ける場として好評を得ています。今後も、女子中高生が理系分野に自信をもって進学・活躍できるよう、支援を続けてまいります。


「女子中高生のためのロードマップtoサイエンス2025 研究室見学の様子」
高知県(対象地域:高知県全域)
高知工業高等専門学校
令和5年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
教えてセンパイ!リケジョ★Girl's Talk(講演会・座談会)

高知工業高等専門学校は、高知大学、高知工科大学、及び高知県立大学との連携で、「教えてセンパイ!リケジョ★Girl's Talk(講演会・座談会)」を実施した。講演会では県内⼤学と⾼専の理系⼥⼦学⽣3名が講師となり、⾼校や高専の受験、⼤学受験など進路選択時の体験談や、現在の学生⽣活、中学生へのアドバイスなど、⾃⾝の経験をもとにした講演を実施。座談会は、講師と参加者が3つのグループに分かれ、中学生の質問に講師が回答する形で実施した。学⽣とその保護者およそ50名が参加し、終了後のアンケートでは「私も理系に⾏きたいと思いました」「講演者の⽅は、⾃分のやりたい事へのイメージと実践する⼒があっていいなと思いました」などの感想があった。


「教えてセンパイ!リケジョ★Girl's Talk(座談会)」の様子
福岡県(対象地域:本校近隣(本プログラム支援時は大牟田市・柳川市・みやま市・荒尾市・玉名市))
有明工業高等専門学校
令和元年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
デジタルものづくりカフェ

デジタルものづくりカフェでは、3Dプリンタやレーザー加工機などのデジタル機能を持つ機器を使用して、自分の思い描くオリジナルアイテムを製作できます。参加者は、まず3D-CADを使って、コンピュータ上で立体モデルを作成し、その後、3Dプリンタで出力します。このように、自分でデザイン・設計したものを形にする体験を通じて、ものづくりや科学への興味関心を惹くことを目的としています。


  • ①3DーCAD で立体モデル作成

  • ②完成した作品

  • ③講座の様子
福岡県(対象地域:北九州市および他機関(福岡教育大学)拠点地域)
北九州市立大学
令和元年度・令和4年度・令和6年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
インタビューシップ、およびレゴⓇシリアスプレイによる親子進路相談会

北九州市立大学「サイエンスラボプロジェクト」では、女子高校生が企業で活躍する女性技術者へ取材し、その成果を保護者や教員の前で発表する「インタビューシップ」と、専門資格を持つファシリテーターによるレゴⓇシリアスプレイを用いた「親子進路相談会」を実施している。インタビューシップは、昨年度は市内の高校・企業の協力を得て実施、成果をYouTube Liveで配信した。今年度も市内高校および企業の協力のもと、11月末に実施し、3月に保護者向け発表会を予定している。また親子進路相談会は、1グループ20~30分の少人数形式で、昨年度と本年7月に開催し、のべ約80組の親子が参加。アンケートでも「進路を親子で前向きに話し合うきっかけになった」といった高い評価を得ている。


  • インタビューシップ発表会

  • レゴⓇシリアスプレイによる親子相談会
福岡県(対象地域:久留米市及び近隣地域)
久留米工業高等専門学校
令和2年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
久留米発STEAM女子の萌芽支援プロジェクト

久留米高専は、令和4年度から5年度にかけて、国立高等専門学校機構の「理工系人材の早期発掘とダイバーシティ型STEAM 教育強化」事業の一環として「久留米発STEAM女子の萌芽支援プロジェクト」を実施しました。小中高校の女子児童・生徒や保護者、教員を対象に、STEAM教育への関心を高め、理工系進路選択におけるジェンダーギャップの是正を図ることを目的としたもので、探究学習支援講座や本校女子学生と女子中学生の座談会、女子児童・生徒のためのキャリアシンポジウム等を開催しました。また、活動には本校女子学生がTAやピアサポーターとして参画し、参加者に対し身近なロールモデルを提示しました。
現在も同様の活動を継続しており、中学校から高専までのシームレスなSTEAM教育やアントレプレナーシップの推進を強化し、持続可能なモデル構築を目指しています。


  • キャリアシンポジウム(令和4年度)

  • キャリアシンポジウム(令和5年度)

  • 女子学生との座談会
佐賀県(対象地域:九州北西部地域)
佐賀大学
平成30年度・令和2年度・令和4年度・令和6年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
第4回「女子中高生のための 今知りたい!理系進学で広がる未来 リケフェス2025」

2025年9月28日(日)に、佐賀大学本庄キャンパス理工学部6号館において、佐賀大学・久留米工業大学・西九州大学・長崎国際大学・佐世保工業高等専門学校の共催で、第4回「女子中高生のための 今知りたい!理系進学で広がる未来 リケフェス2025」を実施しました。
5機関が合同で実施する本イベントは、シンポジウム(基調講演・トークセッション)、学校別相談会、実験体験会を通して、将来の進路選択について考え、理系分野への親しみをもってもらうことを目的としています。
今年度の参加者は、中学1年生28名、中学2年生22名、中学3年生10名、高校1年生15名、高校2年生11名、高校3年生7名、保護者・教育関係者等42名 合計135名でした。また、スタッフとして各大学・高専から、教職員・学生56名が参加しました。


  • 基調講演の様子

  • トークセッションの様子

  • 保護者対象ワークショップ1

  • 保護者対象ワークショップ2

毎年大好評の実験体験会。今年は5つの実験を行いました。
どの実験も、初学者でも楽しく学べるように工夫されており、教職員・学生による手厚いサポートのもと、参加者は事前に選択した2つの実験を体験しました(1実験は約80分)。
実験A:小さなコンピューターの音楽会      久留米工業大学 池田 雄一郎先生、河野 央先生
実験B:アプリでカウントダウン         佐世保工業高等専門学校 佐藤 直之先生、松山 史憲先生
実験C:ロボットが連れていく!センサーの世界  西九州大学 小形 幸平先生、安田 みどり先生
実験D:レジンアート 徹底解剖!        長崎国際大学 小川 由起子先生、川嵜 達也先生
実験E:香りの不思議~かんきつの多様性~    佐賀大学 古藤田 信博先生


  • 実験A

  • 実験B

  • 実験C

  • 実験D

  • 実験E
熊本県(対象地域:熊本県内もしくはオンライン)
熊本大学
平成29年度・令和4年度・令和6年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
親子ガールズスクール

女子中高校生とその保護者を対象に、熊本県内の連携企業や大学における研修、実験教室、実習体験を通じて、理系企業における仕事や職場環境、男女参画の取り組み等の社会とのかかわりを説明し、女子中高生にリアルな理系の仕事を知ってもらう。保護者が子供と一緒に実験・実習等を体験することで、理系進路選択への理解と賛同を得ることを目的とする。
保護者が参加しやすい日時に連携機関や大学で開催し、親子で楽しめる実習や施設見学を企画する。各企業の女性技術者との懇談会により、理系の仕事をより理解してもらう。大学の施設でも実験や実習等を行い、研究への興味や関心を持ってもらう。保護者から高い評価を得ており、親子で将来の進路を考えるきっかけとなっている。


  • 薬学部における紫雲膏つくり

  • (株)RKKCSにおける職場体験会
宮崎県(対象地域:宮崎県全域)
宮崎大学
令和5年度採択
令和8年1月掲載
鹿児島県(対象地域:鹿児島県全域)
鹿児島大学
平成30年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
①理工系進路を目指す女子中高生のためのワークショップ
②ロールモデルとしての現役女子学生による講演やワークショップ

①理工系進路を目指す女子中高生のためのワークショップ

キャリア講演
サイエンスアドベンチャーⅠ「ミニ科学者になろう」
サイエンスアドベンチャーⅡ「技術者や先輩と話そう」
サイエンスアドベンチャーⅢ「自分の夢をみんなに伝えよう」


  • サイエンスアドベンチャーⅠ
    化学プログラム

  • サイエンスアドベンチャーⅠ
    電気電子工学

  • キャリア講演

  • サイエンスアドベンチャーⅠ
    共通教育センター

②ロールモデルとしての現役女子学生による講演やワークショップ

鹿児島大学工学部情報・生体工学プログラムに在籍または卒業した女子学生をロールモデルとして、女子中高生の理系進路選択を後押しする活動を行っている。具体的には、オープンキャンパスでの講演、ワークショップでの生徒・学生への指導、中高生向けの科学実験体験などを女子学生が担当している。例えば、女子学生の講演終了後に詳しい話を聞きに来る女子生徒をよく見かけることから、これらの活動は進路選択を悩んでいる女子生徒や女子学生の背中を押す効果が期待できる。


少人数ワークショップで指導中の先輩(右奥)と後輩
沖縄県(対象地域:沖縄県および奄美地域)
琉球大学
平成30年度・令和2年度・令和4年度採択
令和8年1月掲載
特徴的な取組
小中高生を対象にしたボトムアップ型理系人材育成事業「琉大サイエンスソウゾウ部」

琉球大学では、2018年から沖縄県や奄美地域の女子中高生の理系進路選択を支援する事業として「サイエンスプロジェクト for 琉球ガールズ」(2018・19年度)「美ら夢サイエンスプロジェクトfor琉球リケジョ」(2020・21年度)「島をつなぐ美ら夢サイエンスプロジェクト『琉球リケジョ』」(2022・23年度)を実施してきました。2024年からはこれまでのノウハウを活かして、小中高生の理系への関心を高め、進路選択をサポートする「琉大サイエンスソウゾウ部」を新たにスタートし、科学講義や実験を体験できる「①理系体験プログラム」や、理系の紹介や進路について相談できる「②理系紹介プログラム」、小中高生が研究成果を発表し合い交流する「③サイエンス交流プログラム」を展開しています。


  • 県内離島での出前授業

  • 沖縄県内イベントでの科学実験教室