投薬量管理支援システム
~AIを用いた透析管理システムの開発~
大原 利章(岡山大学)
水藤 寛(東北大学)
杉谷 宜紀(東北大学)
発明のポイント
- ● 生体反応の予測からではなく、医師の投薬を学ぶ視点を導入する事で、機械学習をシンプルにすることに成功した。
- ● 教師データの洗練化(tuning)を行うことで、非ビッグデータでも効率的な機械学習が可能となった。
- ● 推奨投薬指示を数値予測ではなく、「増」、「維持」、「減」の3値にすることで、高精度に解答可能となった。
発明の概要:新投薬管理システム「AISACS」の特徴
*AISACS:Artificial intelligence support anemia control system
システム構築フェーズ(開発時)


臨床応用フェーズ(実際の使用時)

AISACSは高い正答率を示した*


*非学習データで、専門医指示と後視的検討を行った。
想定される用途
- ◎ 電子カルテや透析コンソールに搭載することで、透析時の投薬管理の補助を行う
- ◎ 腎性貧血の適切な管理、薬剤費の削減、病院収益の改善、医師の負担軽減に貢献
ライセンス可能な特許
発明の名称:投薬量管理支援システム
国際公開番号:WO2020/153423
登録番号:特許第7412009号(119KB)