対話協働
海外のオープンフォーラム
AAAS Annual Meeting
ワシントンDCに本拠地をおく非営利団体、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS トリプルエーエス )が毎年2月に開催するオープンフォーラム。
シンポジウムを中心とした300を越える多様なプログラムが5日間にわたって開催され、世界各国から科学、教育、政策などの関係者のほか、企業、メディア、学生をはじめとした一般市民が集まり、科学と社会についての議論、分野を越えた交流が行われる。
1848年に第1回が開催された歴史のあるフォーラムで、これまでに開催されたフォーラムは180回を超える。
AAAS WEBサイト(英語):http://www.aaas.org/
AAAS年次総会 WEBサイト(英語):http://meetings.aaas.org/
主催機関概要
機関の名称 | American Association for the Advancement of Science (AAAS) |
設立経緯、沿革、組織の概観 |
(1)組織の概観 (2)設立の経緯 (3)沿革 ・混迷期(1900年〜1940年頃):各地で学会が誕生し、当初の存在意義がゆらぐ。科学を基にした政策提言や、大恐慌の頃から科学の社会的責任を促進するようになる。 ・「科学と社会」(1941年〜1970年頃):第二次世界大戦でアメリカにおける科学の様相が変わった時代背景もあり、科学者間のコミュニケーションから科学および科学と社会の関係性を前進させることを活動の主軸とする。 ・現在の活動内容へ(1971年〜):財団や政府機関からの資金を積極活用し、現在の活動テーマ・プログラムの骨子が出来上がる。 |
所在地 | 1200 New York Avenue, NW Washington, DC 20005 |
ボードメンバー・ガバナンス体制 |
(1)ガバナンス体制 (2)2016〜2017年のボードメンバー |
ミッション・目標等 |
(1) ミッション (2) 目標 ① 科学者、エンジニア(技術者※)、市民一般の間のコミュニケーションを促進すること |
活動領域、主な取り組みテーマ |
(1) 会員制度 ① サイエンスの定期購読(紙またはデジタル版、アーカイブ利用) (2) 科学ジャーナルの発行 (3) 5つの領域のプログラム運用 |
ウェブサイト | http://www.aaas.org/ |
主な科学コミュニケーション |
- 科学者・エンジニアにコミュニケーションツールを提供している。2015 年に実施した「AAAS 科学をコミュニケートしようワークショップ」では 1500人超がトレーニングや体験の機会を得た。AAAS Colloquium コロキウム(学究的会議)シリーズの開催 - 会員の自発的取組の一環として、「科学と社会」に関するトピックを議論するフォーラムを設けている。例えばイランの科学(の状況)や、シリアやイラクの遺産の破壊等をとりあげている。 - Tresllis トレリス - AAASでは分野横断的、機関や国を超えたコラボレーションを推進している。他方、AAAS 会員の 80%が他分野の科学者等とオンラインで交流で きる仕組みの構築を求めている。 - 2014 年 12 月に AAAS は、研究者間の議論や共同研究を促進するオンラインプラットフォームを試行的に導入。2015 年時点では 5700 人のユーザーを得ている。 - スローン財団から 773 千ドルの助成を得て、研究者間のコラボレー ションを支援・促進するマネジャーのトレーニングも開始。 - AAAS Annual Meeting |
調査委託先:(株)日本総合研究所(株)エコトワザまとめ(公開情報より)
レポート
各オープンフォーラムの概要と現地で行った活動をまとめたレポートを紹介します。