層間励起移動を用いた光捕集系を有する広帯域有機薄膜太陽電池
市川 結
信州大学 大学院総合工学系研究科 教授
通常型 3年
http://pec.shinshu-u.ac.jp/ilab/
研究課題概要
光捕集・伝達システムを有する有機薄膜太陽電池の創出を目指します。有機薄膜太陽電池は、省エネルギー製造プロセスで大面積生産が可能であることから有用な次世代太陽電池として注目されていますが、エネルギー変換効率が未だ不十分です。さまざまな波長の光を吸収する積層構造にエネルギー伝達のための一方向的な励起移動の仕掛けを組み入れることで、太陽光スペクトルを有効活用し、変換効率の向上を目指します。