交互分子積層により結晶性を制御した高性能太陽電池の研究開発
當摩 哲也
金沢大学 理工研究域サステナブルエネルギー研究センター テニュアトラック准教授
通常型 5年
http://www.se.kanazawa-u.ac.jp/rset/about/osc/taima/index.html
研究課題概要
有機薄膜太陽電池に使用される有機半導体は、従来法による作製では有機半導体が凝集し、特性が大きく低下します。この解決手段として交互分子積層膜形成法を提案します。この手法により凝集性の高い半導体材料を導入しても凝集過程前に膜形成が完了するため、高品質の有機膜の作製が可能です。交互積層のためp-n接合面積増大による光起電流増大とタンデム化による光起電圧上昇を達成でき、10%を超える変換効率が期待できます。