ＪＳＴ(理事長 北澤 宏一)は、戦略的国際科学技術協力推進事業「日中韓研究交流」において、韓国標準科学研究院（ＫＲＩＳＳ）注１）および中国計量科学研究院（ＮＩＭ）注２）と共同で、「材料（ＶＡＭＡＳ（新材料および標準に関するベルサイユプロジェクト）注３）活動の支援）」分野における研究交流課題の募集および審査を行い、平成２１年度新規課題を決定しました（別紙）。
「材料（ＶＡＭＡＳ活動の支援）」分野における日中韓研究交流課題の募集は今年度から実施され、１回目の採択課題となります。
今回、平成２１年４月１日（水）から５月１１日（月）までの間、上記分野における新規課題の募集を行ったところ、４件の応募がありました。その後、各応募課題について同分野を専門とするＪＳＴの国際科学技術協力推進委員が評価を行い、その結果をＫＲＩＳＳ、ＮＩＭと協議して採択に値するとの評価が一致した３件の課題を決定しました。
ＪＳＴでは、平成１５年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意などに基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の研究者との間の活発な研究交流を推進しています。これにより、日本の科学技術のさらなる発展に貢献しており、すでにアメリカをはじめ、アジア、大洋州、アフリカ、ヨーロッパにおける２０ヵ国・地域との研究交流を支援しています。
事業の詳細については、下記の事業ホームページをご覧ください。
戦略的国際科学技術協力推進事業ホームページURL：https://www.jst.go.jp/inter/index.html
- 注１） 韓国標準科学研究院（ＫＲＩＳＳ）
- 韓国における計量・評価方法の標準化の中心的機関として昭和５０年に設立。計測技術などの発展および普及を通じ、科学技術の発展に貢献しています。
ホームページURL： http://english.kriss.re.kr/ - 注２） 中国計量科学研究院（ＮＩＭ）
- 中国における計量・評価方法の標準化の中心的機関として昭和３０年に設立。計測技術などの発展および普及を通じ、科学技術の発展に貢献しています。
ホームページURL： http://en.nim.ac.cn/ - 注３） ＶＡＭＡＳ（新材料および標準に関するベルサイユプロジェクト）
- 参加国間での、新材料に関連した新技術の発展と国際標準化を促進することにより、先端技術製品の貿易、ひいては経済的交流を活性化するために、昭和５７年のベルサイユサミットで合意された国際協力プロジェクト。
ホームページURL： http://www.vamas.org/
＜添付資料＞
別紙：戦略的国際科学技術協力推進事業「日中韓研究交流」平成２１年度採択課題 一覧
参考：戦略的国際科学技術協力推進事業「日中韓研究交流」平成２１年度採択に関して
＜お問い合わせ先＞
独立行政法人 科学技術振興機構 国際科学技術部
〒102-8666 東京都千代田区四番町５番地３
担当：波羅 仁（ハラ マサシ）、宇佐見 健（ウサミ タケシ）
Tel：03-5214-7375 Fax：03-5214-7379
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