科学技術振興機構報 第1683号

令和6年4月16日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における
令和6年度第1回研究開発課題の募集開始について

JST(理事長 橋本 和仁)は、内閣府および文部科学省が定めた研究開発構想を受け、経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における研究開発課題募集を令和6年4月16日(火)から開始します。

K Programでは、中長期的に日本が国際社会において確固たる地位を確保し続ける上で不可欠な要素となる先端的な重要技術を育成するため、国が定めた研究開発ビジョンに基づき研究開発を実施します。

研究開発ビジョン(第二次)は、経済安全保障推進会議および統合イノベーション戦略推進会議合同会議において令和5年8月に決定されました。これを受けて、内閣府および文部科学省が研究開発構想を作成しています。JSTは両府省から示された研究開発構想に基づき、本募集を行います。

今回、JSTは以下の研究開発構想について研究開発課題を募集します。

(1)プロジェクト型
「デジタル技術を用いた高性能次世代船舶開発技術」および
「船舶の安定運航等に資する高解像度・高精度な環境変動予測技術」

(2)個別研究型
「セキュアなデータ流通を支える暗号関連技術(高機能暗号)」
公募枠:① 暗号技術

②-1 補完技術(TEE等)

②-2 補完技術(SDC)

(3)個別研究型
「輸送機等の革新的な構造を実現する複合材料等の接着技術」

研究開発構想(プロジェクト型)に関してはプログラム・ディレクター(PD)が、研究開発構想(個別研究型)に関してはプログラム・オフィサー(PO)が、研究開発ビジョンの達成と研究開発構想の実現に向けて、研究開発課題の実施を指揮・監督します。研究開発課題の募集は、令和6年4月16日(火)~令和6年6月25日(火)正午まで研究開発構想ごとに実施し、PD、POが外部有識者らの協力を得ながら選考を行います。

詳細はK Programのウェブサイトをご覧ください。

URL:https://www.jst.go.jp/k-program/koubo/

※内閣府ウェブサイトにて公表されたK Programの研究開発構想

URL:https://www8.cao.go.jp/cstp/anzen_anshin/kprogram.html

なお、今後の公募予定・選考スケジュールについては、上記K Programのウェブサイトをご確認ください。

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

科学を支え、未来へつなぐ

例えば、世界的な気候変動、エネルギーや資源、感染症や食料の問題。私たちの行く手にはあまたの困難が立ちはだかり、乗り越えるための解が求められています。JSTは、これらの困難に「科学技術」で挑みます。新たな価値を生み出すための基礎研究やスタートアップの支援、研究戦略の立案、研究の基盤となる人材の育成や情報の発信、国際卓越研究大学を支援する大学ファンドの運用など。JSTは荒波を渡る船の羅針盤となって進むべき道を示し、多角的に科学技術を支えながら、安全で豊かな暮らしを未来へとつなぎます。

JSTは、科学技術・イノベーション政策推進の中核的な役割を担う国立研究開発法人です。

前に戻る