JST(理事長 橋本 和仁)は、文部科学省が設定した2024年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」「さきがけ」および「ACT-X」において、新たに12の研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。この12研究領域を対象として、2024年度の研究提案募集を2024年4月9日(火)から開始します。
本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、その下に推進すべき研究領域と研究領域の責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。
研究領域の下、「CREST」では選定された研究代表者が研究チームを編成して、「さきがけ」では研究者が個人で、研究を推進します。「ACT-X」は優れた若手研究者を見いだして育成するプログラムであり、研究総括および領域アドバイザーの助言・指導の下、若手研究者の個人研究を支援するものです。
なお2024年度の研究提案の募集は、2024年度に発足した新規研究領域と併せて、2022年度、2023年度に発足した研究領域についても実施します。
今回、新たに設定する研究領域は以下の通りです。
CREST
- 「予測・制御のための数理科学的基盤の創出」(研究総括:小谷 元子)
- 「光と情報・通信・センシング・材料の融合フロンティア」(研究総括:中野 義昭)
- 「材料創製および循環プロセスの革新的融合基盤技術の創出とその学理構築」(研究総括:岡部 朋永)
- 「革新的な計測・解析技術による生命力の解明」(研究総括:水島 昇)
さきがけ
- 「AI・ロボットによる研究開発プロセス革新のための基盤構築と実践活用」(研究総括:竹内 一郎)
- 「未来を予測し制御するための数理を活用した新しい科学の探索」(研究総括:荒井 迅)
- 「光でつなぐ情報と物理の融合分野の開拓」(研究総括:川西 哲也)
- 「材料の創製および循環に関する基礎学理の構築と基盤技術の開発」(研究総括:北川 進)
- 「時空間マルチスケール計測に基づく生物の復元あるいは多様化を実現する機構の解明」(研究総括:上村 匡)
- 「細胞操作」(研究総括:宮脇 敦史、副研究総括(さきがけ担当):山本 卓)
ACT-X
- 「生命と情報」(研究総括:杉田 有治)
- 「AI共生社会を拓くサイバーインフラストラクチャ」(研究総括:下條 真司)
<募集期間>
2024年4月9日(火)~ 5月28日(火)正午(さきがけ・ACT-X)
2024年4月9日(火)~ 6月4日(火)正午(CREST)
研究提案募集の詳細については、別紙および下記ホームページを参照してください。
<プレスリリース資料>
- 本文 PDF(339KB)
<お問い合わせ先>
-
科学技術振興機構 戦略研究推進部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
前田 さち子(マエダ サチコ)
E-mail:rp-infojst.go.jp
※お問い合わせは電子メールでお願いします。
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