JST(理事長:沖村憲樹)は、「人道的対人地雷探知・除去技術研究開発推進事業」において、開発した地雷探知機(試作機)の屋外試験を公開で行います。本公開試験では、レンガ、釘などの異物を混入した乾燥土壌を用意し、さらに地表面に起伏を付けることにより、実際の地雷原を模擬します。この模擬土壌中に模擬地雷を埋設し、実際の地雷原で想定される作業と同等の手順で実際に地雷を探知し、試作機の地雷探知性能を評価します。
本事業は、世界各地で行われている人道的観点からの対人地雷の探知・除去活動を、より安全かつ効率的に実施するための技術を開発することを目指すものです。具体的には、
対人地雷を確実に探知可能なセンシング技術、
地雷原に安全かつ効率的にセンサ等を持ち込むためのアクセス・制御技術の研究開発を行っております。研究開発は、平成14年に始まり、3年計画で現地実証試験に提供可能な技術を目指す短期的研究開発課題と、5年計画で現地実証試験に提供可能な技術を目指す中期的研究開発課題とがあります。このうち、短期的研究開発課題については、研究開発開始から2年半が経過したことから、国内において地雷被埋設国の地形を模倣して行うものです。
JSTは、現地の地雷探知・除去に直接携わっている方々からのご意見も反映させながらこれまで2年間、研究開発を進めて参りました。本公開試験は、実際の地雷原において地雷探知・除去活動に携わっている専門家や地雷被埋設国からの参加も予定しております。
本事業は、世界各地で行われている人道的観点からの対人地雷の探知・除去活動を、より安全かつ効率的に実施するための技術を開発することを目指すものです。具体的には、


JSTは、現地の地雷探知・除去に直接携わっている方々からのご意見も反映させながらこれまで2年間、研究開発を進めて参りました。本公開試験は、実際の地雷原において地雷探知・除去活動に携わっている専門家や地雷被埋設国からの参加も予定しております。
記 |
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開催日時:平成17年3月16日(水)13:00~15:00 場 所:番の州臨海工業団地(香川県坂出市番の州町) |
参考
研究領域: | 人道的観点からの対人地雷の探知・除去活動を支援するセンシング技術、アクセス・制御技術の研究開発 |
研究総括: | 古田勝久 東京電機大学 教授 |
参考 |
・ JST 人道的対人地雷探知・除去技術研究開発推進事業 研究開発スキーム |
・ 地中を映像化し、地雷を探知する地中レーダ |
・ 主な地雷探知機(試作機) |
・ 対人地雷禁止条約第一回検討会議での様子 |
<お問い合わせ>
独立行政法人 科学技術振興機構
戦略的創造事業本部 研究推進部 研究第三課 相馬、加藤、佐久間
TEL 048-226-5636 FAX 048-226-1216