LCS-FY2014-PP-05
固体酸化物形燃料電池システム(Vol.2)
—中・大型機SOFC製造コスト評価と技術開発課題—
概要
固体酸化物形燃料電池(SOFC)システムの大規模な普及を目的として、本稿では、数百kWから1MW程度までの中・大型SOFCシステムの製造コストの分析と技術革新がもたらすコスト構造への影響評価を行った。
中・大型発電用SOFCコンバインドサイクルシステムの詳細な解析を行った結果、発電効率を現状の55%から60%以上に引き上げ、システムコストを100円/W程度まで低減することで、発電コストを12円/kWh以下にできることが示された。
さらに、製造コストおよび性能に関するコスト解析の結果(技術シナリオ)に基づき、技術開発課題について述べた。