[計測解析基盤] 計測・解析プロセス革新のための基盤の構築

戦略目標

社会課題解決を志向した計測・解析プロセスの革新

研究総括

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田中 功(京都大学 大学院工学研究科 教授)

概要

 本研究領域では、革新的な計測技術に繋がる実験や計算機シミュレーションの深耕とともに、最新の情報科学に基づいた知識抽出技術を開拓し、世界トップレベルの研究遂行を目指します。
 新しい計測・解析が科学技術の飛躍的な発展の契機になり、社会に大きなインパクトを与えた例は、数多く見られます。科学技術の発展には、計測・解析プロセスの持続的な革新が必要です。これを可能にするためには、確固たる基盤技術の構築が不可欠です。それが達成できれば、今後10年から20年にわたり我が国の研究環境上の大きなアドバンテージとなり、2050カーボンニュートラルの実現やSDGs等の世界的な社会課題解決に確実に繋がると期待されます。
 令和4年度の戦略目標「社会課題解決を志向した計測・解析プロセスの革新」の下に、既にCRESTの研究領域が設定されており、計測・解析により現実の様々な難課題の解決を図るための研究が進められています。さきがけにおいては、その前段階となる基盤研究、とくに、①計測の原理や手法の深化と革新(「見る」)、②インフォマティクスを活用したデータ解析による革新的な知識抽出技術創出(「気づく」「わかる」)を目指します。そしてCRESTと連携して、「見る」「気づく」「わかる」の一連の研究開発プロセスの基盤形成を目指します。さらに異分野交流の場のなかで、今後の計測・解析技術を担う研究人材の育成を進めます。

 本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「社会課題解決を志向した計測・解析プロセスの革新」のもとに、2023年度に発足しました。

領域アドバイザー

小山 幸典 物質・材料研究機構 マテリアル基盤研究センター 主幹研究員
杉沢 寿志 日本電子(株) 経営戦略室・オープンイノベーション推進室 参与
竹内 一郎 名古屋大学 大学院工学研究科 教授
常行 真司 東京大学 大学院理学系研究科 教授
樋口 知之 中央大学 理工学部ビジネスデータサイエンス学科 教授
福間 剛士 金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授
壬生 攻 名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授
武藤 俊介 名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授
村上 恭和 九州大学 大学院工学研究院 主幹教授
山本 量一 京都大学 大学院工学研究科 教授

採択課題一覧

  1. 2023年度採択課題

プログラム

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