変換と制御
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研究成果
2期生研究成果

pH制御による水中物質変換反応
小江誠司(九州大学)
概要
 本研究の目的は「pHで反応を制御する新規水中物質・エネルギー変換反応の開発」である。具体的には、【1】水中での水素の活性化、【2】水中での酸素の活性化、【3】水中窒素固定、【4】水中炭酸固定、【5】水中での炭素−炭素結合生成反応、【6】水中ポリマー合成の6テーマを設定し、研究を開始した。最初の1年間は手探りの状態が続いたが、2年目に入ったころから、【1】水中での水素の活性化、【3】水中窒素固定、【4】水中炭酸固定、【6】水中ポリマー合成で成果が見え始めてきた。その後は、これらの4テーマを中心に研究を行い、最終的には、すべてのテーマにおいて大きな研究成果を得ることができた。特に【4】水中炭酸固定では、「これまでその使用が問題であった塩基を使用せず、水中酸性条件下で遷移金属アクア錯体触媒を用いる二酸化炭素の触媒的還元」に成功した(特許出願:国内2003-324538, 国外PCT/JP2004/013245)。本研究で得られた多くの成果(研究成果リスト参照)は、今後いろいろな環境対応技術に応用できるであろう。
要旨
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