諸熊チーム 諸熊奎治研究代表者が恩賜賞・日本学士院賞を 受賞されました。
受賞者:諸熊 奎治
(京都大学福井謙一記念研究センター・リサーチリーダー)
受賞日:2008年03月12日
研究題目:「分子の構造・機能・反応設計に関する理論的研究」
受賞理由:
諸熊奎治氏は、量子理論に基づく計算科学の新しい手法を開発し、
電子計算機を駆使することによって、様々な分子の構造と機能の予測
及びその反応設計に関して、顕著な理論的業績を挙げました。
研究対象も、子分子系の化学反応の精緻な研究からタンパク質などの
巨大分子の構造と機能に関する研究などと多岐に亘っています。
例えば、フラーレン、ナノチューブなどの炭素系分子材料の生成過程の
解明や、遷移金属錯体による均一系触媒反応の飯能紀行の解明は
特に顕著な業績です。さらに、化学反応の機構と経路を研究するための
有用な方法を展開して、化学反応の理論設計を容易にするとともに、
巨大分子系を効率的に研究するためのオニオム法を開発して、
巨大分子系の量子理論の研究に新しい道を開きました。
日本学士院 日本学士院賞授賞の決定について
http://www.japan-acad.go.jp/japanese/news/2008/031201.html
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