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多量子遷移ESRによる巨大分子の構造解析
< 巨大分子の乱れと揺らぎを電子スピンで測る。 >

下山 雄平
室蘭工業大学 教育研究支援機構 教授

巨大分子の構造解析に用いる多量子遷移電子スピン共鳴法(ESR)によるナノメートルの距離測定法を確立すべく、二量子遷移(DQC)が観測可能なパルスESR装置を開発した。すなわち、ニトロキシバイラベルタンパク質について高感度でのDQCを観測し、2-6nmの距離の構造解析に成功した。さらに、距離分布の解析システムと新規ESR共振器を開発し、複合タンパク質構造への応用研究を行った。
(研究期間は平成16年10月1日〜平成19年9月30日)



 
 
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