研究領域「脳を守る」中間評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要
 この研究領域は、脳機能の解明の内、脳の老化、疾病のメカニズムの理解と制御を目標とする研究を対象とする領域である。具体的には、「脳の発達障害の制御」「脳の老化の制御」「神経・精神障害の機構の解明」「神経・精神障害の修復法の開発」を目標とする。
2.事後評価の概要
2−1.評価の目的
 研究課題毎に、研究の進捗状況や研究成果を把握し、これを基に研究計画の見直し、適切予算配分を行い、研究運営の改善及び事業団の支援体制の改善に資すること。
2−2.評価対象研究代表者及び研究課題
   
(1)寺崎 哲也(東北大学未来科学技術共同研究センター 教授)
 脳関門排出輸送に基づく中枢解毒
(2)遠山 正彌(大阪大学大学院医学系研究科 教授)
 脳虚血により引き起こされる神経細胞死防御法の開発
(3)長嶋 和郎(北海道大学医学部 教授)
 ウイルス性脳障害の発症機構の解明と治療法の開発
(4)中別府 雄作(九州大学生体防御医学研究所 教授)
 活性酸素による脳・神経細胞の障害とその防御機構
2−3.実施時期
平成13年10月22日
2−4.評価方法
 研究課題毎に、評価者が研究者と面談、研究実施場所での調査などにより実施。
2−5.評価項目及び基準
(イ) 研究の進捗状況と今後の見込み
 当初の研究計画から見た進捗状況や達成度等はどうか
 研究体制・遂行は適当か
 研究の今後の進め方はどうか
 その他
(ロ) 研究成果の現状と今後の見込み
 現状で成果が出ているかどうか
 今後見込まれる成果はあるかどうか
 その他
2−6.評価者
研究統括    杉田 秀夫 国立精神・神経センター 名誉総長

領域アドバイザー
金澤 一郎 東京大学 医学部 教授
木村 淳 京都大学 名誉教授
高橋 清久 国立精神・神経センター 総長
竹下 研三 鳥取大学医学部 教授
立石 潤 老人保健施設 春風施設長
永津 俊治 藤田保健衛生大学総合医科学研究所 所長
外部評価者
辻 省次 新潟大学脳研究所 教授
柴崎 浩 京都大学大学院医学研究科 教授