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2016年度Brain Healthcare チャレンジにおけるアイデア募集 PM:山川 義徳)
第3回BHQチャレンジにおけるアイデア募集(PM:山川義徳)

概要

 内閣府 総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)革新的研究開発プログラム(ImPACT)「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」(プログラム・マネージャー:山川 義徳)は、第3回BHQチャレンジのアイデア募集をいたします。
 BHQチャレンジは、脳の健康促進の観点から、非医療分野の製品やサービスに関する革新的なアイデアを幅広く募集し、有望なアイデアについて実際に脳の状態を計測する実証トライアルを行い、その提案内容が脳の健康に与える影響について科学的観点から評価する活動です。これにより、脳の健康を促進するような新たな製品を発掘したり、自分の脳の健康状態にあったサービスを見つけ出したりすることを試みます。本チャレンジによって、例えば、ダイエット効果を目的とした運動が認知機能を向上させたり、睡眠環境に配慮した住宅リフォームが社会性をアップさせたりする可能性が発見され、脳の健康という観点から製品やサービスの価値の再定義がなされると考えています。
 実証トライアルでは、理化学研究所、京都大学、東京大学、東京工業大等の研究機関の協力を得て、MRI撮像による脳情報の取得及び解析を行います。約一カ月の実証活動の前後の脳の状態の変化を本プログラム独自の脳の健康指標により評価し、提案されたアイデアの脳の健康に与える影響について検証します。3月末の募集締め切り後、書面審査を行います。そこでの入選提案の一部については、5月から8月にかけて実証活動及び脳情報計測を実施した上で、その結果を発表します。
 すでに脳科学に取り組んでいる企業様だけでなく、これから取り組もうとする企業や団体等、多数のご応募をお待ちしております。

1. ImPACT山川プログラムの概要(プログラム公式ホームページ参照

2. 第1回~第2回BHQチャレンジの取り組みについて

2015年度~2016年度に実施しましたBHQチャレンジの取り組みにつきましては、以下のサイトにて情報を公開しております。入選アイデアの応募内容の一部も公開しておりますので、応募用紙の作成の際等にご参照いただけましたら幸いです。(過去のBHQチャレンジ参照

3. 脳の健康指標(BHQ)による評価について
本取り組みでは、実証トライアルにおける提案アイデアの脳の健康への影響の評価に、ImPACTプログラムにて独自に開発した脳の健康指標(BHQ)を活用します。
ImPACT山川プログラムでは、国際標準化団体ITU-T がWHOと連携し進めているeHealthの検討枠組みの中で、脳の健康指標の共有や取り扱いなどの標準規格の提案を行っています。その標準規格として提案する手法に基づき、脳画像から脳の健康状態を示すBHQ(Brain Healthcare Quotient)という指標を開発しました。
GM-BHQは、脳の灰白質と呼ばれる領域の神経細胞の広がり具合を指標化したもので、様々な学習に対する頭の柔軟性を示していると考えられます。一方、FA-BHQは、脳の白質と呼ばれる領域における神経線維のまとまり具合を指標化したもので、脳における情報の伝達効率を示していると考えられます(下図)。

当プログラムでは、既に約150人分のBHQデータを解析し、全体的には年齢が高いほどBHQが低下する傾向があることを確認しています(下図)。これは年齢による脳の衰えを反映していると考えられ、BHQが脳の健康状態を表す指標として適切であることを示していると考えています。

アイデア募集

アイデア募集期間 平成29年3月1日~平成29年4月7日
締切 平成29年4月7日12:00
応募用紙 applicationform.pptx
応募用紙に下記【必要事項】①~④をご記入の上、 下記応募フォームにご入力いただき、「プライバシーポリシー」をご確認の上、〔内容確認〕をクリックして下さい。
複数提案や共同提案はともに可です。
※後日、いただいたメールアドレスに書類審査の結果を差し上げます。

【必要事項】

  • ① 提案タイトル、提案組織、提案責任者・連絡担当者(氏名、部署、役職)、連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)
  • ② 提案コンセプト
  • ③ 提案の商品・サービスに関する実績・考え方
  • ④ 実施計画

※②につきましては、入選アイデアのホームページ等での発表の際に使用しますので、ノンコンフィデンシャルな情報を記載ください。
③、④につきましては、公開することはございません。(下記「アイデア提案応募用紙記載事項等の情報の取り扱いについて」も)参照ください)

応募資格

  • ① 日本国内の企業、大学、法人格を有する研究機関
  • ② 提案した内容について実証活動を期間内に実施できる体制にあること

審査~実証トライアル~表彰のスケジュール(予定)

平成29年4月
有識者による書面審査
平成29年5月
入選アイデアの発表・実証トライアル対象アイデアの通知
平成29年5月~8月
実証トライアルの実施
平成29年10~12月頃
実証トライアル結果の発表

実証トライアルについて

書面審査において入選した一部のアイデアについては、本プログラム及び一般社団法人ブレインインパクト(本プログラムの成果の社会実装のために内閣府の承認を受けて設立された法人で、BHQチャレンジの実施の支援も行います)のサポートの上で提案者に実証トライアルを実施していただきます。結果については、10~12月に報道発表その他で公表することを予定しています。対象となるアイデアにつきましては、書類審査後に通知させていただき、実施に向けた調整を進めさせていただきますが、提案書の作成に向けては以下の点に注意ください。

・実証トライアルにおける役割分担は以下のようになります。
提案者の分担領域:実験協力者のリクルート及び実証活動の管理について、提案者の責任において実施していただきます。また、MRIの撮像の際には最低1名の立会をお願いしています。実証協力者との別途必要な契約や活動全般に関する謝金等についても提案者の責任でお願いいたします。各種法規制に従った実施をお願いいたします。
本プログラム及び一般社団法人ブレインインパクトの分担領域:本プログラムによるサポートは、実証トライアル活動の中の、脳情報の取得と解析・評価(MRIによる撮像とそのデータの解析・評価)の部分になります。具体的には、実証活動の前後で、提案者にMRI撮像拠点まで連れてきていただいた実験協力者の脳情報の計測(MRIによる撮像)やアンケート調査を行うこと、得られたデータを解析して指標化し、評価を行うことが含まれます。
・本プログラムで計測した脳情報(MRI撮像データ)については、各MRI撮像拠点及び一般社団法人ブレインインパクトにて保存させていただき、社会における脳情報の活用の促進の為、匿名化した上で2次利用可能な形での有効利用を想定しております。MRI撮像当日は、実験協力者に対して丁寧な説明および同意の取得を行いますが、実験協力者のリクルートに際しても、その旨のご説明をお願いいたします。
・実験協力者は、成人の健常者30名とします。
・脳情報の計測の実施場所は現在のところ下記の4機関を予定しておりますが、実施を希望する機関がございましたら記述ください。

  • ① 理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター (住所:兵庫県神戸市中央区港島南町6丁目7−3)
  • ② 京都大学 こころの未来研究センター南館 (住所:京都市左京区聖護院川原町53)
  • ③ 東京大学 駒場キャンパス 21 KOMCEE (住所:東京都目黒区駒場3−8−1)
  • ④ 東京工業大学 大岡山キャンパス (住所:東京都目黒区大岡山2-12-1)

・5月中旬の結果発表後、2~4週間程度の調整期間を経て、実証活動を1ヶ月程度、脳情報の計測についてはそれぞれ最低2週間を想定し、実証活動後の計測期間まで含めて8月半ばまでに完了するスケジュールとしてください。
・実験で得られたデータについては、基本的にはBHQの統計値のみお渡しします。実験協力者個々人のBHQの値や解析過程のデータについてはお渡しすることはできません。
・実証トライアルの結果の概要部分については、公開シンポジウムでの発表の他、プレスリリースや本プログラム公式HP等での公開を予定しております。
・実証トライアルに採用されたアイデアの提案者は、本プログラムが一般社団法人ブレインインパクトと共同運営している会議体「B3C会議」への参加や同会議でのご発表をお願いしております。

応募フォーム

※一部、自動返信メールが届かない場合があります。届かない場合はお手数ですが、下記お問い合わせ先までメールにてご連絡ください。
※ファイルの添付は2MBを上限としております。2MBを超える場合は下記連絡先までご連絡ください。
※なお、ここに記載いただいた情報と応募用紙に記載いただいた情報が異なる場合は、応募用紙に記載の情報を正とさせていただきます。

プライバシーポリシー

ご入力の前に、下記の個人情報の取り扱いに関する記述をお読みいただき、同意いただける場合は必要事項を入力して、内容確認後、「内容確認」ボタンをクリックして送信を行ってください。同意いただけない場合は下記のお問い合わせ先に連絡下さい。

1. 利用者情報の収集について

本サイトは個人を特定できるような情報の収集を行います。収集する情報としましては、お名前、所属機関/企業名、所属部署名、役職、電話番号、メールアドレスに加え、応募用紙に記載の情報です。

2. 収集した情報の利用範囲について

収集した個人を特定できるような情報については、本アイデア募集における活動の範囲内において保存、利用、分析を行います。また、収集した情報のうち個人を特定できるものを、このプライバシーポリシーの定めるところに従って使用することができるものとします。

3. 収集した情報の第三者への開示について

JSTでは、収集した情報のうち個人を特定できるものについては、以下に掲げる3つの例外的な場合を除き、これを意図的に第三者に開示することは一切行いません。
1)法的根拠に基づいて請求された場合
2)情報の提供に伴って、特に第三者への開示についての承諾を提供者から得ている場合
3)JSTの提供する情報を当該利用者に引き渡す業務の担当者に対し、当該引き渡し業務の履行に必要な範囲において、開示する場合JSTは、収集した情報が偶然に第三者へ開示されることを防ぐために合理的な措置を講じています。

4. セキュリティについて

利用者各位から提供された個人を特定できる内容の情報については、合理的なセキュリティ手段を用いて、その紛失・漏洩防止、悪用防止、改竄防止および破壊防止に努めています。しかしながら、絶対的なセキュリティを保障することは不可能ですので、その点をご了承願います。

5. プライバシーポリシーの変更について

JSTは、適宜このプライバシーポリシーの内容を変更することができます。プライバシーポリシーの内容を変更した場合には、本サイト上に掲示し、利用者各位の注意を促します。

アイデア提案応募用紙記載事項等の情報の取り扱いについて

提案書は、提案書第2項「提案コンセプト」についてはプレスリリースやホームページ等での一般公開を予定しておりますが、それ以外の項につきましては、提案者の利益の維持、「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律」その他の観点から、選考以外の目的に使用しません。応募内容に関する秘密は厳守いたします。詳しくは下記ホームページをご参照ください。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H15/H15HO059.html

お問い合わせ先

国立研究開発法人科学技術振興機構 革新的研究開発推進室 山川PMアイデア提案担当
TEL: 03-6380-9012
E-mail : impact-ymk(at)jst.go.jp
※(at)を"@"に置き換えてください。

プログラムに関連する情報の通知について

チャレンジに関する情報(入選作品の発表等)や脳情報活用のモデルケースの発表、プログラムの活動・成果の発表、公開シンポジウムの案内等、本プログラムに関連する情報の通知を希望される方は、以下リンク先のフォームよりお申し込みください。
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