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2011/01/14 CREST/さきがけ「iPS細胞」研究領域 合同シンポジウム 開催

シンポジウム風景  2011年1月14日(金)に、CREST「iPS細胞」研究領域とさきがけ「iPS細胞」研究領域による合同シンポジウムを、東京・日本科学未来館にて開催致しました。
 このシンポジウムは主に研究者等を対象として、現在、CREST・さきがけで進められている研究内容の紹介を狙いとして開催いたしました。講演発表としては、それぞれの研究総括である須田先生・西川先生の他、CRESTの平成21年度に採択された7人の先生方(井上治久先生、江良択実先生、斎藤通紀先生、高倉伸幸先生、高橋淑子先生、妻木範行先生、西田栄介先生)から、最新トピック・研究内容をご紹介いただきました。またさきがけ研究者・CREST参加者の若手の方々から、総計33課題のポスター発表が行われました。
 独自の取り組みとして、ポスター発表者から1,2分で概要をお話しいただく、ショートプレゼンテーションを実施しました。この方式はアンケートでも「全てのポスターの概要を見ることができて効率的であった」などと好評であり、今後もこうした機会に取り入れていきたいと考えております。
 講演発表時には活発な質疑応答が交わされ、ポスター発表会場も大変熱気を持った雰囲気となりました。今年度はCREST・さきがけともに採択課題が出そろった年度であり、これからも一層研究が進展することが期待されます。
 総計しますと250名程度の方にご参加いただき、大変盛況であったと思われます。ご参加された方々のご協力に対しまして、御礼申し上げます。
 


2009/01/24 ICORP 器官再生プロジェクト・CREST iPS細胞研究領域合同シンポジウム 開催

シンポジウム風景  CREST「iPS細胞」研究領域では、2009年1月24日(土)にJSTのICORP器官再生プロジェクトと、合同シンポジウムを東京大学・安田講堂にて開催致しました。
 ICORP器官再生プロジェクトでは、ハーバード大学と東京大学による国際共同研究が進められてきており、最終年度にあたって終了シンポジウムの位置づけとして実施されたものでした。ICORPセッション(基調講演、第1部、第2部)ではこのプロジェクトに参画してきた日米の研究者を中心に12人による講演が行われました(Dr. Konrad Hochedlingerは急病のため欠席)。マウスiPS細胞樹立成功以前から進められてきたプロジェクトでしたが、ここでもハーバード大学グループによるiPS細胞を化学物質により誘導するという取り組みが紹介され注目を集めるなど、数年で状況が大きく変わったことを伺わせる内容でした。
 CRESTのセッション(第3部)では、須田年生研究総括の本研究領域に関する概要説明の後、押村チーム、古関チーム、佐谷チーム、篠原チーム、丹羽チームの5チームから講演がありました。“人工染色体を用いるiPS細胞作製方法”、 “免疫細胞関連におけるiPS細胞研究”、“人工癌幹細胞を用いた癌発症メカニズム解析と創薬開発”、“精子幹細胞のリプログラミングによる多能性幹細胞作製法”、“iPS細胞にリプログラミングされる際に働く転写因子の解析”といったそれぞれのテーマにて、現在実施中の研究の内容・方向性について発表されました。それとともに、研究開始からの期間はまだ半年と短いながら、これまで得られた知見についても紹介がなされました。
 この研究分野の活気を示すように、会場には産学の研究者を中心に多くの参加者が集い、その数は終日で通算しますと900人近くにも上りました。従来の幹細胞学や発生生物学に限らず、幅広い分野の方々のご参加があったことが、本シンポジウムの一つの特徴でもあったように思われます。アンケートに記載された感想を見ますと、本シンポジウムに対して内容が良かったとの感想も多くいただくとともに、本研究領域に対する叱咤激励もいただきました。
 事務局に至らぬ点もございましたが、無事終了することができました。改めてご参加いただきました方々のご協力に感謝致します。

参考:開催プログラム(PDF)