拠点
ヒト・マチ・ココロがつながる活気あるサステナブル社会
有機テクノロジーで快適・健康な生活、日本型スマート社会を実現!
プロジェクトリーダー
- 三宅 徹
大日本印刷(株)
研究開発センター長 兼
研究開発・事業化推進本部長
研究リーダー
- 大場 好弘
山形大学
理事・副学長
目指すべき将来の姿
拠点概要
「未来の心豊かで快適・健康な生活・社会を実現する」ことを目標に、人と環境に優しい有機基盤技術と、「印刷」によるデバイス製造技術、デザイン思考及びICTを融合、社会価値イノベーションによる革新的な技術及びシステムを構築します。塗布型を特徴とする有機EL(照明、ディスプレイ)、有機太陽電池、有機トランジスタ(集積回路、生体センサ)、生体親和性材料などの実用化に向けた研究開発を行い、それらの技術を利用したシステムの構築により、働く・暮らす・学ぶ環境において、「生活イノベーション」の実現を目指します。また、地方生活者や高齢者・弱者へも快適・健康で感性豊かな生活を提供することで、労働人口減少や経済・コミュニケーションの問題を解決し、企業が再び元気になり人が活気溢れて生活できる社会を実現します。
研究開発テーマ
- 1.快適生活創造
- ●快適空間
塗布プロセスによる高効率有機EL、透明フレキシブル有機ELパネル等の革新技術及び快適な生活を実現する光源や照明システムなどの開発・実証を進めています。
- ●壁紙ディスプレイ
壁に貼れる超薄型・軽量のフレキシブルディスプレイを実現するための技術を開発します。
- ●快眠ICT
快眠に関するセンサ計測データを収集し解析する ICT 基盤システムを開発します。また環境計測データと個人ビックデータの複合解析から快眠を支援するシステムの実現を目指します。
- ●快適創エネ
採光性のある透明な有機太陽電池や、超軽量フレキシブル太陽電池を開発し新たな応用を開拓します。
- ●快食健康
有機EL植物栽培や常温除湿乾燥技術など「食」に貢献する新たな技術を構築します。
- 2. 健康長寿自立ヘルスケア
- ●有機生体センサ
唾液や汗に含まれる生理活性物質を高感度で検出できるストレスセンサ等を開発します。
- ●有機センシングシステム
有機FET型センサと無線通信回路を極薄フィルム上に印刷プロセスを使って一体形成することで、体に貼って使える新しい生体センサの実現を目指します。
- ●スマートデバイスプリンタ
自己組織的にインクを微細な配線形状に形成する技術や、大面積・高精度インクジェット技術を開発し、ロール to ロール印刷に適合する革新的な電子デバイス製造技術を構築します。
- ●マイクロ・ナノ加工
ナノインプリント等の微細な成形加工技術を用いたデバイス形成技術を開発します。
- ●ソフトバイオマテリアル
独自の「中間水理論」に基づき設計した新しい生体親和性材料を用いて、血液中に現れる転移がん細胞を検出する技術や、新しいがん治療器具等を開発します。