ディスプレイ・照明市場における有機EL普及に貢献
企業等名株式会社フラスク

◆ 中核機関名

山形大学(ビジョン3)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役社長 CEO 菰田卓哉

◆ 所在地

山形県米沢市城南四丁目3番16号
山形大学有機材料システムフロンティアセンター

◆ 設立

2017年4月

◆ 資本金

6,500万円

◆ 社員数

2人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)材料
および有機エレクトロニクス材料の研究開発・製造・販売

◆ 発売時期

2017年

◆ 主力製品・サービスの概要

有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)とは、蛍光色素やりん光材料などの有機材料を電極ではさみ、電流を流すことで光らせる材料技術です。軽量・薄型、面発光で角度依存性が少なく、材料により赤、緑、青などさまざまな発光色を実現可能です。
日本、中国はじめ世界の有機EL研究開発機関、デバイスメーカーにサンプルを出荷しています(2017年~)。
売上高:450万円(2020年度)

◆ 主力製品・サービスの特徴

ホール輸送材料においては、従来材料と比べ高い移動度と長寿命の両立を実現できる材料を、電子輸送材料においては、従来の材料よりも高移動度を実現し、長寿命、低電圧化材料を提供することで、高効率、長寿命、低消費電力を実現しています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

中国、韓国の有機EL材料ディスプレイ、照明製造メーカー日本の有機EL材料関連デバイス製造メーカー

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

有機EL市場:約3兆円超の予測(2023年)
有機EL材料:約2,000億円超の市場規模になるとの予測(2023年)

◆ 関連サイト等

https://flask.co.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●有機EL技術(蛍光色素やりん光材料などの有機材料を電極ではさみ、電流を流すことで光らせる材料技術)
    :城戸淳二、菰田卓哉(山形大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が役員に就任:
    菰田卓哉(山形大学 産学連携教授)
  • ●売上高の一部が共同研究費として拠点へ還元

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●特願2020-007253、「アリールアミン誘導体、それよりなるホール輸送材料及びそれを用いた有機EL素子」、株式会社フラスク
  • ●R. Komatsu, H. Sasabe, J. Kido, "Recent Progress of Pyrimidine Derivatives for High-Performance OLEDs", Journal of Photonics for Energy, vol.8. pp.032108. 2018.
  • ●株式会社ブイ・テクノロジーより、総額1億円の出資済み

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

高効率・低消費電力化をとおして、照明市場における有機EL普及に貢献しました。今後も、高効率で目に優しく演色性の高い光の実装に材料技術面から貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

国際競争力
省エネルギー


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