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くし形電極チップで電気化学測定の高感度化を実現する
企業等名センスチップ株式会社

◆ 中核機関名

東北大学(ビジョン1)

企業等の概要

◆ 代表者名

代表取締役 伊藤隆広

◆ 所在地

宮城県仙台市宮城野区岩切字若宮前11番地42

◆ 設立

2020年2月

◆ 資本金

90万円

◆ 社員数

1人

主力製品・サービスの概要

◆ 主力製品・サービス名

くし型電極チップ

◆ 発売時期

2020年2月

◆ 主力製品・サービスの概要

電気化学反応に必要な溶液量を劇的に減らすとともに、使い捨てにすることで、電極の汚れを気にせず、微量サンプルの電気化学測定を行うことができます。将来的にはエンドトキシン測定用の試薬を封入することによって、透析分野への事業展開を進めていく予定です。本製品を使用するための測定装置についても販売を行っており、装置についてもユーザビリティ向上を進めています。
売上高:136万円(2020年度)

◆ 主力製品・サービスの特徴

高感度くし型電極は、製作工程の煩雑さやニーズの点から高価格な製品でしたが、本事業では、ファブレスで製造することによって低価格化に成功しました。さらにカスタマーの使用用途に合わせてデザインの変更に対応することもできます。

概要図

◆ ターゲットユーザー

現状では電気化学計測を行う研究者、将来的には透析関連メーカーや自宅で透析液を扱うユーザー

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

透析関連製品製造メーカー、透析市場:8兆円

◆ 関連サイト等

https://senschip.biz/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●くし型電極チップの開発(製作チップ上のくしの間で化学物質の酸化・還元を繰り返すことで、微量の化学反応を高感度に検出)
    :末永智一、井上久美、伊藤隆広(東北大学)

◆ その他の貢献等

  • ●拠点関係者が役員に就任:
    伊藤隆広(東北大学 研究員)
    井上久美(東北大学 准教授)
    末永智一(東北大学 特任教授)
    稲穂健市(東北大学 特任准教授)

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●電気化学式エンドトキシン濃度検出用容器、電極チップおよびエンドトキシンの検出方法(特許第6562765号)
  • ●電極チップおよび電極チップの製造方法(特許第6557090号)

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

くし型電極によって高感度な計測の実現に貢献しました。将来的には、糖尿病患者のQOL向上と、患者の行動範囲を大きく広げることに貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

衛生管理
生物多様性


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