九州大学(ビジョン3)
株式会社チームAIBOD(COI発ベンチャー)
みやまスマートエネルギー株式会社
株式会社オー・エル・エム・デジタル
2023年(予定)
将来の電力需要予測値を出力するソフトウェアです。天気予報(最高気温、最低気温、平均湿度など)および過去の電力需要の実測値から、翌日の需要を誤差の少ないデータで提供します。これらに基づき、JEPX(一般社団法人日本卸電力取引所)のスポット市場での電力調達に利用可能な電力需要予測を行うWebアプリも開発しました。
COI発ベンチャーである株式会社チームAIBODと連携し、アルゴリズムおよびGUIの開発に取り組んでいます。
これまで複数の電力データを同時に解析する手法はほとんど実装されてきませんでした。また既存のソフトウェアは高価であるため、多くの中小企業では電力需要予測を人の手で行う傾向にあります。
そこで本ソフトウェアは適切な価格で提供するとともに、誰もが使いやすいインターフェースを採用しています。Webアプリではデータを記載したエクセルファイルをアップロードし、実行ボタンを押すだけで計算が完了し、回帰モデルに基づいているため計算も高速で実行時間は2〜3秒です。さらに、需要予測の誤差も従来法の予測誤差は4〜6%であるのに対し、3〜4%程度を実現しています。
電力の需給管理従事者、新電力会社
国内の新電力会社数:706社(2021年)
https://platform.coi.kyushu-u.ac.jp/elcf/
https://coi.kyushu-u.ac.jp/topics/view/288
電力需要量の予測精度が向上したことにより、電力の調達量と需要量が一致しやすくなり、電力の無駄が減少しました。