「楽しく測って・知って・変わる」0次予防の健診プログラム
製品名QOL健診プログラム

◆ 中核機関名

弘前大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

弘前大学COI
マルマンコンピュータサービス株式会社
株式会社ベネッセコーポレーション

◆ 発売時期

2022年4月

◆ 製品・サービスの概要

健康・生活習慣調査および定期健診等の血液検査結果を基本情報とし、メタボ、ロコモ、口腔、メンタルの重要4テーマの非侵襲検査を実施します。楽しく「測り」その場で結果を「知って」ヘルスリテラシーの向上と、生活習慣行動の「変容」を目指す健診プログラムです。健診後は10カ月にわたるフォローアップ研修の実施、健康づくりのための具体的なソリューション提案を行い、成果はセルフチェックアプリで確認できます。
2019年度に、トライアルとしてベトナム・ハイフォン市日系企業2社にて従業員60名を対象に健診を実施しました。
売上高:100万円(2020年度)

◆ 製品・サービスの特徴

疾病発症リスクの早期発見、生活習慣改善指導など1次・2次予防を目的とした特定健診に対して、QOL健診は健康教育・啓発に機軸を置いて人々のヘルスリテラシーを向上させ、受診者の行動変容を促し、疾病の発症を防ぐ「0次予防」を目的としています。健診は非侵襲的な10項目から成り、短時間で楽しく受診でき、即座に健診結果を手にできます。
弘前大学が2005年から弘前市岩木地区の住民を対象に続けている大規模健診「岩木健康増進プロジェクト」で蓄積したビッグデータ解析を基盤にし、病気の発症リスクをその場で示すことで生活習慣の改善の必要性を納得感をもって働きかけることができます。

概要図

◆ ターゲットユーザー

健診弱者といえる被国民健康保険者、健康に関心の低い被社会保険者、および彼らの属する市町村や企業

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

青森県内の特定健診受診者数30万人とし、特定健診の平均価格を12,000円と想定した場合、このうちQOL健診受診者数を10万人(単価6,000円)として6億円/年

◆ 関連サイト等

http://www.city.hirosaki.aomori.jp/jouhou/keikaku/files/hirosaki-life_2r.pdf

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●岩木ビッグデータ解析によるQOL健診受診者のタイプ分け
    :中路重之、安川拓次、和田啓二(弘前大学)
  • ●QOL健診データ管理システム構築
    :玉田嘉紀(弘前大学)
     武士田寛人(花王株式会社)
     肥後学(マルマンコンピュータサービス株式会社)
  • ●QOL健診データプラットフォーム構築

◆ その他の貢献等

  • ●QOL健診の受診料の一部が「岩木ビッグデータ」使用料として拠点に還元予定

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●QOL健診紹介動画「【QOL健診】健康物語」
  • ●JICA「草の根技術協力事業」として採択、2019/10

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

受診者本人が適切なヘルスリテラシーを身につけ、自身の健康を「自分ごと化」する一助とし、生活習慣の改善を通して平均寿命や健康寿命の延伸に貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

長寿命化
ビッグデータ


TOP