1. |
事後評価の主旨 |
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本プログラムは、大学・公的研究機関等(以下、「大学等」という。)で得られた研究成果に基づき研究開発型中堅・中小企業が有している技術力を活用して、新しい産業を生み出す可能性がある新技術コンセプトを機構、企業、大学等(研究者)が協力して、試作品として具体的な形とすることや実用化に向けて必要な可能性試験・実証試験等を実施すること(モデル化)により、その後の新技術の開発を促進し、新産業の創出に寄与するものである。
今回の事後評価は、課題毎に、試験の実施状況、当該試験の成果等を明らかにし、今後の成果の展開及び事業運営の改善に資することを目的として、「独創的シーズ展開事業の課題評価の方法等に関する達」(平成17年3月31日 平成17年達第18号)に基づき実施したものである。 |
2. |
評価対象課題 |
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平成16年度に採択した15課題(課題事後評価結果(別紙1)「2.評価対象課題」を参照。) |
3. |
事後評価の進め方 |
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各企業(被評価者)から提出された完了報告書、自己評価報告書に基づく委員会による評価、被評価者との意見交換等により、 |
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(1)モデル化目標の達成度 |
(2)知的財産権等の創出 |
(3)企業化開発の可能性 |
(4)新産業、新事業創出の期待度 |
(5)その他(独創モデル化継続実施推薦課題の選考) |
の面から事後評価を実施した。
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4. |
評価の概要 |
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今回の評価対象となった平成16年度実施15課題についての評価の概要は次のとおりである。
(1) |
実施した15課題中10課題が、モデル化目標を概ね達成できたと評価された。
残り5課題については、当初の目標を達成できなかったと認められるものの、モデル化で得られた成果を核にして更なる取り組みを継続すれば、今後の製品化実現への道が開けると期待できる。 |
(2) |
モデル化目標を概ね達成できたと評価された10課題のうち、早くも2課題が実用化段階に達したと評価された(注1)。うち1課題(注2)については、既に製品化に結びついている。 |
(3) |
モデル化目標を概ね達成した残り8課題のうち4課題(注3)は、実用化までには解決すべき課題が残されているものの、達成した結果には特筆すべき成果が認められる。これら4課題については、平成16年度の成果、及び実用化までに解決すべき技術的課題の重要性を評価し、平成17年度も継続する課題として選考した。 |
(4) |
実施課題については、実施期間終了後も研究開発の継続状況を把握し、機構の他の制度の活用や製品のユーザ・研究開発のパートナー紹介等を積極的に行うことが重要である。 |
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(注1) |
企業化の可能性が高いと評価された課題(2件)
・「多温度蛋白質結晶育成装置の開発(H16−0029)」 株式会社 キノテック
・「ステガノグラフィ技術を利用した新しいモバイルセキュリティモデルの試作(H16−0147)」 日立公共システムエンジニアリング株式会社 |
(注2) |
既に製品化に結びついた課題(1件)
・「多温度蛋白質結晶育成装置の開発(H16−0029)」 株式会社 キノテック |
(注3) |
平成17年度継続実施課題(4件)
・「圧電トランスを使った安定化直流高圧電源の製品化に向けた試作(H16−0016)」 株式会社 エヌエフ回路設計ブロック
・「高分解能高感度動物用PET装置の開発(H16−0066)」 株式会社 アポロメック
・「クローズドサイクル式冷凍機を用いた低温用多用途カロリメータの試作(H16−0104)」 株式会社 ジェック東理社
・「Si系有機・無機ハイブリッド薄膜を用いた長寿命非分子型有機ELフィルムの開発(H16−0161)」 有限会社 マテリアルデザインファクトリー |
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