出展者名

科学技術振興機構

Japan Science and Technology Agency

プログラム概要

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、「輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)」として、持続可能な社会と未来に貢献する優れた研究を行っている女性研究者を表彰します。また、「輝く女性研究者活躍推進賞(ジュン アシダ賞)」として、女性研究者の活動を推進している機関も表彰します。
第7回を迎える今回は、日本科学未来館ホールにて受賞者および受賞機関を当日に発表し、特別な賞牌を贈呈いたします。受賞者スピーチや受賞機関スピーチでは、この賞を受賞するに至るまでの着想、努力、そして得られた支援についてお話いただく予定です。日本科学未来館ホールのスクリーンに映し出される資料とともに、受賞者や受賞機関の熱い言葉をぜひライブで体験してください。

The Japan Science and Technology Agency (JST) presents the "Brilliant Female Researchers Award (The Jun Ashida Award)" to female researchers who conduct outstanding research contributing to a sustainable society and future. It also recognizes organizations that promote the activities of female researchers with the "Brilliant Female Researchers Promotion Award (The Jun Ashida Award)."
In its seventh edition, this year's award ceremony will be held at Miraikan Hall, where the awardees and institutions will be announced on the day of the event, with special plaques presented to the winners. During the recipient speeches and institution speeches, the awardees will share the inspiration, efforts, and support they received to achieve the accomplishments recognized by this award. Experience live the passionate speeches of the awardees and institutions, along with materials displayed on the Miraikan Hall screen.

✏️出展レポート

話し合った未来像

政治、行政、企業、学術分野のステークホルダーが多く集まり、女性研究者が輝き、活躍する未来について話し合いました。

意見・論点

女性の少なさの原因に気づいていないケースはまだ多く存在する。性別のバイアスは昔からあり、研究分野だけの話ではない(デザインの分野も)。女性研究者は、女性としてでなく研究者として努力し、相応のことを成し遂げなければ研究者としては認められない。出産・子育てと研究の両立を地道に積み上げてきた普通の女性研究者が受賞。また、機関賞は女学生の活躍支援と女性教員の昇任推進制度で成果をあげた機関が受賞。

(論点)

  • 出産・育児中のエフォート管理
  • 限られた時間や機会の中での円滑なコミュニケーションの工夫
  • 枠としてではなく、フェアな制度としての女性活躍推進
  • 特別な人としてでなく、普通の人としてロールモデルをPRする
  • 女性があたりまえに子供を持てるアカデミアの実現

キーワード

海洋マイクロプラスチック、フィールド調査、国際標準化活動、もやもや病、臨床現場、「景色を変える」、女性教員昇任制度、地域との連携を通じたアウトリーチ活動、次世代女性研究者育成のモデルケース、出産子育てと研究の両立、効率的に働ける環境、「女性としてでなく研究者として」

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

表彰式後の対話で、来場者といろいろな対話ができました。研究者がリーダーとして成長していくためには、チームのメンバーと熱量を共有し、日常の小さなコミュニケーションを大切にしながら、「自分にしかできないこと」を見極めつつ仕事を上手に任せて組織の力を高めていくことが大切だということがわかりました。飲み会の代わりにランチ会でコミュニケーションも有効だし、飲み会じゃなくていつもの会議で十分議論しましょうという意見も得られました。男女とも支援は必要で、助けを求められる環境を作っていく必要がありそうです。ロールモデルが少ない分野は、既存の枠やステレオタイプにとらわれないで済む強みにもなります。同調圧力に流されず、新しい生き方・働き方を開拓したいと思いました。