出展者名

日本科学技術振興財団

Japan Science Foundation

プログラム概要

社会を動かすものは、いつの時代も人間の知的好奇心です。科学技術映像祭の受賞作品の中から、若い人の知的好奇心を刺激するものを選び上映します。来場者には、作品の鑑賞と講演者の話をきっかけにして、各自がそれぞれ有する「知りたいと思う気持ち」知的好奇心を開放してもらうことを期待します。映像がもつ大きな力が、科学と社会をつなぎ、科学技術イノベーションのドライバーとなる好奇心に点火することを期待しています。なお科学技術映像祭は、66回から学生部門を設け若い人からの作品を募集しています。学生部門の受賞作品も上映します。次回67回からの沢山の応募を期待しています。

What drives society, in any era, is human intellectual curiosity. From among the award-winning works of the Science and Technology Film Festival, we will select and screen those that stimulate the intellectual curiosity of young people. We hope that visitors will use the opportunity to view the works and listen to the speakers' talks as a starting point to unleash their own “desire to know”—their intellectual curiosity. We hope that the powerful influence of film will connect science and society, igniting the curiosity that drives scientific and technological innovation. Additionally, the Science and Technology Film Festival has established a student category starting with the 66th edition, inviting submissions from young people. We will also screen the winning works from the student category. We look forward to receiving many submissions for the upcoming 67th edition.

登壇者プロフィール

永野 博(科学技術映像祭運営委員会委員長)

公益社団法人 日本工学アカデミー顧問

慶應義塾大学工学部、法学部を卒業。科学技術庁入庁。文部科学省国際統括官、科学技術政策研究所長、科学技術振興機構理事、JST研究開発戦略センター上席フェロー兼務、政策研究大学院大学教授等を歴任。
著書:『ドイツに学ぶ科学技術政策』(近代科学社2016年)、『世界が競う次世代リーダーの養成』(近代科学社2013年)ほか

高橋真理子(科学技術映像祭審査委員会副委員長)

科学ジャーナリスト

東京大学理学部物理学科卒業。朝日新聞社入社、岐阜支局、東京本社科学部、出版局「科学朝日」編集部などを経て論説委員、科学エディター(部長)、編集委員などを歴任。2002年から2007年まで世界科学ジャーナリスト連盟理事を務める。
著書:『科学に魅せられて 女性研究者という生き方』(日本評論社 2024年)など多数

タイムテーブル

開演 永野科学技術映像祭運営委員長からのご挨拶
上映作品の紹介と上映
※ 第66回科学技術映像祭受賞作品から上映作品選定中
制作関係者からの話(制作の際のエピソード、制作を通じて不思議に思ったことなど)
映像に関係する科学者、技術者の話
会場との対話(質疑をきっかけに) ファシリテーター: 高橋審査委員会副委員長
会場からの質問や問いかけ
舞台側からの質問や問いかけ
来場者に、この上映展示を通じて、『何かを知りたい』と思ったことがあったら、書いてもらう
(ここで一旦散会です。時間のある人は13時まで以下の上映を引き続き鑑賞いただきます)
学生部門奨励賞受賞2作品の上映等
「私を守るのはわたし ~オーバードーズの危険」 椙山女学園大学
「電波天文学って?」東京都立科学技術高等学校
終了

✏️出展レポート

話し合った未来像

  • 将来、宇宙開発など、折り紙の科学の応用の可能性
  • 若い人が、映像作りを通して科学技術を理解し、作品がそれをさらに見る人に伝えて理解が広がっていく未來。

意見・論点

  • 一枚の紙から豊かな造形を生み出す折り紙のポテンシャルはすばらしい
  • コンパクトに畳めて軽くて強い昆虫の羽の構造など、自然から学ぶことは多い

キーワード

  • 自然からの模倣
  • 世界に誇る造形美(折り紙)
  • 映像は第三のコミュニケーション手段

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

科学技術映像を若い人が作るにあたり、身近なものに目を向けて作ってみようとの意見や、科学技術を伝えるうえで、これからも映像・ビジュアルなものがますます重要になるいう意見が、若い人から得られた。