ペンギンのカードゲームで生物多様性を知ろう!Learn about Biodiversity with the Penguin Card Game!
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テレコムセンタービル 3階 オープンスペースB
出展者名
ペンギン大学
THE UNIVERSITY OF PENGUIN
プログラム概要
「生物多様性」とは何のことか知っていますか?
「ペンギン」の仲間には、絶滅が心配されている種が多いことを知っていますか?
日本では、動物園・水族館で当たり前のようにペンギンを観ることができますが、実はその中には2030年までに野生での絶滅が心配されている種もいます。
私たち「ペンギン大学」と一緒に、「ペンギンえあわせカードゲーム」で楽しく「生物多様性」を学び、ミニ講演やディスカッションを通して、ペンギンたちが直面する「環境問題」や「気候変動」について、そして「レッドリスト」や「絶滅危惧種」について知り、世界一の飼育大国・日本だからできること、私たち個人ができることを、一緒に考えてみましょう!
Do you know what "biodiversity" means?
Did you know that many penguin species are at risk of extinction?
In Japan, it's common to see penguins at zoos and aquariums, but some species among them are actually at risk of extinction in the wild by 2030.
Join us at The University of Penguin to learn about biodiversity in a fun way through the Penguin Matching Card Game, and through mini lectures and discussions, learn about the environmental issues and climate change facing penguins, as well as the Red List and endangered species. Let's think together about what Japan, the world's leading penguin breeding country, can do, and what we, as individuals, can do!
登壇者プロフィール
上田 一生 UEDA Kazuoki
ペンギン大学 学長
ペンギン会議 研究員
国際自然保護連合(IUCN)ペンギンスペシャリストグルー(PSG)アジア人唯一のメンバー
40年以上ペンギンの調査・研究・保全活動を続け、『ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ』『ペンギン大全』などの著書・訳書、『ダーウィンが来た!』『皇帝ペンギン』などのTV番組・映画監修多数
タイムテーブル
✏️出展レポート
話し合った未来像
ミニ講義とカードゲームを通じて生物多様性と絶滅危惧種・レッドリストについて知ったうえで考えてみる。
①世界一のペンギン飼育大国・日本にできることは?
②私たち個人にできることは?
意見・論点
①世界一のペンギン飼育大国・日本にできることは?
- 日本の飼育数が世界一とは意外だった
- ペンギンが18種もいるとは知らなかった
- 動物園・水族館でよく見るペンギンが絶滅危惧種とは思わなかった
- 都心で普通に見られるケープペンギンが野生で絶滅しそうとは思えない
- 絶滅危惧種を飼育・繁殖させている技術を活かしてほしい
- 日本の動物園・水族館の間の連携はできているか
- 海外の動物園・水族館との連携はできているか
- 飼育下で繁殖したペンギンを野生に戻すことはできるか
②私たち個人にできることは?
- 野生のペンギンを絶滅危惧種にしてしまった原因を知る
- ペンギンの生息環境に悪影響を与えない
- 海外のペンギンの保全活動に参加する
- ペンギンの保全活動を募金などで応援する
キーワード
生物多様性、絶滅危惧種、レッドリスト、IUCN(国際自然保護連合)、レッドリストカテゴリー、EX(絶滅)、EW(野生絶滅)、CR(深刻な危機)、EN(危機)、VU(危急)、NT(準絶滅危惧)、LC(低懸念)、DD(データ不足)、個体群管理、血統管理、化石ペンギン、オオウミガラス
来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること
- 人気動物のペンギンに対する認識を変えることが重要
カワイイ→「見たい」「触りたい」から、カワイイ→「学びたい」「守りたい」へ - 飼育下のペンギンと野生のペンギンの区別をする必要あり
飼育下で繁殖させたペンギンを野生に復帰させることにもリスクがある
(飼育下ならではの病気を野生に拡散させてしまう可能性) - 本ワークショップで使用した教材を、動物園・水族館や学校のイベントで活用してもらい、ペンギンを通じて生物多様性の重要性を伝える機会を増やしていきたい