キスのときどっちに顔を傾ける?~恋愛の左右の秘密~Which way do you tilt your head when kissing? ~The Secrets of Left and Right in Love~
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テレコムセンタービル 1階 オープンスペースA
出展者名
法政大学 恋愛科学研究室(越智研究室)
Hosei University Love Science Laboratory (Ochi Laboratory)
プログラム概要
本企画では,様々な恋愛行動における左右の傾向とその背景を探ります。キスやハグ,デートの立ち位置といった恋愛行動における左右の行動パターンを日本の研究だけでなく海外の研究も交えて紹介します。また,映像作品や歌詞,漫画など文化や時代が恋愛行動に与える影響を分析します。さらに,キスの方向性に関する仮説(利き手,運動,感情)を検証し,文字の読み書きの向きや左顔の魅力といった要因を実験や分析を通じて考察します。最後に,参加者の意見を交えながら,恋愛行動の背景にある心理や社会的要因について議論を深めます。科学的視点と文化的視点を融合させた新たな発見の場を提供します。
This project explores the tendencies of left and right in various romantic behaviors and their underlying factors. It introduces patterns of left-right behavior in romantic actions such as kissing, hugging, and positioning during dates, incorporating studies not only from Japan but also from overseas. Additionally, it analyzes the influence of culture and era on romantic behaviors through mediums such as films, lyrics, and manga. Furthermore, hypotheses regarding the direction of kisses (dominant hand, movement, emotions) are examined, and factors such as the orientation of reading and writing, as well as the attractiveness of the left side of the face, are considered through experiments and analyses. Finally, discussions on the psychological and social factors underlying romantic behaviors are deepened by incorporating participants' opinions. This project offers a platform for new discoveries by integrating scientific and cultural perspectives.
登壇者プロフィール
越智啓太 Keita Ochi
法政大学文学部心理学科教授。専門は恋愛心理学と犯罪心理学。代表作は古今東西の恋愛研究を集めた『恋愛の科学』と古今東西のハンサム・美人についての科学的研究を集めた『美人の正体』などなど。最近は将来ストーカーやDV夫(妻)になる可能性の早期発見についての研究やアイドル雑誌の表紙の顔の向きについての研究に従事。たまに大量殺人犯やテロリストのプロファイリングなどのまじめな研究もしている。
久保田晶乃 Akino Kubota
法政大学心理学専攻博士後期課程の2年生。毎日楽しく(?) 研究しています。研究テーマはそう「どうしたらうそを見破れるのか」。マッチングアプリや犯罪捜査で必要不可欠なこの問題。数々の調査や実験を通して嘘つきの本性を暴いていきます。もちろん恋愛行動でも実験分野を担当。嘘も恋愛も微妙な感情や行動をとことん科学で突き止める!
水戸有希 Yuki Mito
法政大学心理学専攻博士後期課程の1年生。取り組んでいる研究のメインテーマは「恋愛関係から生じる問題行動の予測と対応」。現代社会でも大きな問題となっているストーカーやデートDVを防ぐ研究を行っています。恋愛そのものの仕組みにも大いに興味あり。今は文学作品や芸術作品がどのくらいリアルな恋愛を描写しているかについても分析するのが楽しいです!
岸川礼依 Rai Kishikawa
法政大学心理学専攻修士課程の2年生。先輩たちとは少し異なり「連続殺人」というディープなテーマを追求しています。「連続殺人犯における男女の違い」「連続殺人は予測できるのか」。推理ドラマやコ〇ンなどを見て気になったことがある人もいるのではないでしょうか。現実の事件データをもとに絶賛分析中...ちなみに雑誌の表紙から顔の左右の研究もやっています!
タイムテーブル
✏️出展レポート
話し合った未来像
身近なテーマを研究することで未来で解明すべき新たなテーマが生まれます。
意見・論点
マンガや歌詞:データの集め方に偏りは?→なるべく網羅!すると作者の性別などでも差がみられることも…
顔の魅力:結局どっちの顔が魅力的?→右が権威的で左が情緒的だからやっぱり左が魅力的に見えがち
文字の読み書き:日本は昔は縦書きだったから昔の人はどっちだったの?→昔の絵画で分析予定!
キーワード
データサンプル、文字の読み書きの向き、利き手、顔の魅力
来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること
過去の研究や研究成果についての発表がメインだったため,意見よりも質問がメインになったり,
子供たちが考えるのには少し難しいテーマかと思われました。
『恋愛』というテーマに興味を持って見に来ていただけたので今後は同じ目線で話ができるような体験型のテーマを考えたいです。