出展者名

都立富士高校、附属中学校、科学探究部物理班

Tokyo metropolitan Fuji high school and junior high school Physics science club.

プログラム概要

近年情報通信技術の発展は目覚ましくpcを用いることで誰でも何かを創造できる社会に通しています。学生も例にもれず各々の創造力を形にすることが可能になりました。実際に私たちの活動ではUnityを用いたゲーム制作や動画編集、Blender™を用いた3Dモデリング、VTuberの制作など多岐にわたる分野においてそれぞれの部員がその創造力を遺憾なく発揮しています。本展示では各自が制作したゲームをコントローラー等活用したり展示するとともにVR空間でのコミュニケーションを通して中学生、高校生の可能性を魅せることを試みます。

In recent years, the development of information and communication technology has been remarkable, leading to a society where anyone can create something using a PC. Students are no exception and are now able to give form to their individual creativity. In fact, in our activities, each member fully demonstrates their creativity in a wide range of fields, such as game creation using Unity, video editing, 3D modeling using Blender™, and VTuber production. In this exhibition, we will showcase the potential of junior high and high school students by exhibiting games created by each person, allowing them to be played with controllers, and through communication in a VR space.

✏️出展レポート

話し合った未来像

VR体験で未来に関する話をした。ここではVRを使って非日常の世界に没入する体験ができるが、未来ではVRやそれに似た端末が身近になることで、非日常を日常的に感じられるようになるのではないかという未来像が出てきた。また、そんな未来では生活様式にも大きな変化が起き、今の人には想像できない生活をしているのではないか予測した。たとえば、常にVRをつけたままで生活をしたり、現実での旅は無くなり、全てバーチャル上での旅になってりすることなどが挙げられた。昔の人は、現代人がスマートフォンを持って生活し、広く普及していることを予測できなかったように、私たちも未来に生まれるであろう新技術を予測することは困難である。しかし、今ある技術がどのように使われるか考え、話し合うことは私たちにとって普段はない貴重な機会となった。

意見・論点

プログラミング教室やVR体験、ゲーム展示での交流を通して、今後のデジタル社会について話し合った。特にゲーム展示では、部員が制作した作品に関する話が多く、このような作品の制作過程や方法に関することが論点であった。また、そのような技術が今後に活かされていくといいという意見もいただいた。そして、そのような技術をもった若者が増えることが、新たな技術の登場の役に立つと言う意見をいただいた。また、昔に比べてものづくりの様式が大きく変わったことを不思議に感じると言う意見もあった。現代ではメディア、情報が飛び交う中、実際にさまざまな人と出会い、多くの方と議論をしたり、意見を交わしたりすることができる機会が私たちを成長させる良い機会になると思う。

キーワード

VRやVtuberなどのバーチャル系の言葉が多く出た。私たちのブースではVRやVtuberなど、バーチャルに関する展示も行っており、対話でもそのような「VR」、「Vtuber」などバーチャルに関するキーワードが出てくることが多かった。また、プログラミング教室やプログラミングで作られたゲームに触れてもらう機会がおおく、[プログラム」や「コード」など、プログラミングに関するキーワードが多く見られた。タイトルにも使用していた「デジタル」というワードはあまり見受けられなかった。

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

対話では、プログラミングの意義に関する話題が出た。特に私たちがプログラミング教室での基礎の考え方を養う目的で「Scratch」というブロックプログラミングができるツールを用いていた。その際に、Scratchの内部で動くプログラムやコードに触れることが出来る方がいいという指摘を受けた。ここから、基礎の考えを養いつつさらに深部のプログラムに触れられるツール を使用するという選択肢を得られた。また、プログラミング教室の少なさに関する話題もあり、その影響で参加したくてもできないという来場者が多数見られた。ここから、プログラミング教室やその他イベントの頻度を見直し、参加しやすい環境を作っていくことをこころがけたい。今後は、このように来場者からの意見を受け止め、展示の内容や方式の変更参考にしていきたい。