出展者名

GMTC Japan

プログラム概要

「動かして学ぶ!ロボット&プログラミング体験ラボ」では、小中高生を中心に、自分で組み立てたロボットにパーツをつけてピンポン玉を運ぶチャレンジや、簡単なプログラミングでロボットを動かす体験ができます。実際に手を動かして学び、ロボットが実際に動く楽しさを感じることで、実践的に学べる場をつくります。ロボットに関するクイズ、意見投票コーナー、ロボット・プログラミング体験を通して科学や技術を身近に感じ、達成感を学びの原動力として創造力を育むことを目指しています。体験後には簡単なアンケートへのご協力をお願いしています。

In this hands-on lab, Build, Code, Play, elementary, junior, and senior high school students will assemble their own robots, attach components, and take on challenges such as transporting ping-pong balls. They will also experience simple programming to make the robots move, creating a fun and practical learning environment where they can feel the excitement of bringing machines to life. Through robot-themed quizzes, interactive polls, and engaging programming tasks, participants will become more familiar with science and technology. The program aims to foster creativity by turning the accomplishment into a driving force for learning. Participants will be asked to complete a short survey after the experience.

✏️出展レポート

話し合った未来像

私たちの活動の原点は、私たち自身が高校生の時の進路選択において、工学や理科の分野にきちんと触れた経験がなかったことにより、迷いが生じたという体験にある。いわば、「興味はあるのに実感が持てず、どこか不安と驚きが入り混じった状態」だったと言える。
こうした経験から、後輩たちには同じ思いをさせたくないと考えた。幼少期や、小学生・中学生といった早い段階で光学やロボット、プログラミングに触れる機会をつくることで、次の世代が自信を持って理工系の道を選べるようにしたい。これが私たちの活動理念であり、活動目標である。
その未来のために、今回のワークショップを開催した。今回来場してくれたお客様のほとんどが小学生以下の子どもたちであり、彼らにプログラミングやロボットに触れる楽しさを伝えることができたという点で、私たちは目指す未来へ一歩近づけたのではないかと思う。

意見・論点

参加者の多くは子どもたちであった。また、参加していただいた保護者の中には、「小さい頃から高度なプログラミングを学ばせるべきか、それともまずはスクラッチなどの簡単なブロックプログラミングから始めるべきか」と迷われている方も多く見られた。
そこで私たちは、自分自身の経験を踏まえて、ブロックプログラミングとテキストベースのプログラミングのそれぞれの特徴について話をした。具体的には、ブロックプログラミングは子どもが直感的に取り組みやすいという長所がある一方、その後テキストベースのコードへ移行する際に壁のような段差が生まれやすく、トランジションが難しくなるという短所が存在する。また、テキストベースのプログラミングは、最初から取り組むにはハードルが高いという課題もある。
私は個人的に、長期的な視点ではブロックプログラミングに頼りすぎず、最初から簡単なPythonやCのようなテキストコードに触れることも良いと考えている。しかし、一方でそうではない意見を持つ保護者の方もおり、その場ではプログラミング教育に関する有益な議論が生まれた。

キーワード

サイエンスアゴラの展示で、多くの方々にセッションブースに参加していただく中で、あるキーワードが浮かんできました。それは、「共に創る」という言葉です。私達は展示の際、ロボットを操作する体験の前に、プログラミングに触れてみようというコーナーを設けました。そこでは、参加者自身が一つ一つの操作の意味を考えながらプログラミングを完成させました。このコーナーを通して、参加者が「自分でやってみる」ことで生まれる発見や 驚きをきっかけに、私たちも一緒に考え、答えを探していくような対話が生まれました。
そのため、今回の機会を通して、教える側・体験する側という立場をこえて、一緒に考え、試し、形にしていくことの重要性を学ぶことができました。

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

今回の展示では、予想を何倍も超える数の小学生や小学生以下の子どもたちにブースに来場していただき、実際にロボットを操作する体験を楽しんでもらうことができました。火星に酸素ボンベを運ぶというミッション設定にしたことで、子どもたちが単にロボットを動かすだけでなく、「火星探査ロボットは実際にはどうやって操作しているの?」「火星で人が暮らすためには何が必要?」といった科学的な問いに興味を持つきっかけにもなりました。
また、展示中の対話を通して、STEM分野に関心を持つ子どもたちの多さを実感すると同時に、ロボットを設計する際には年齢や経験の異なるユーザーの視点を意識する重要性を改めて感じました。特に、小さな子どもには操作が難しい部分もあり、技術を「使いやすく、伝わりやすく」設計することが、大きな課題であると感じました。
今後はこの経験を活かし、誰でも直感的に操作できるUI設計や、学びをうながすデモ体験の開発などで、科学やものづくりをより多くの人に身近に感じてもらえる活動を続けていきたいです。