出展者名

新井伶菜 (海外インターナショナルスクール高校生)

Rena Arai

プログラム概要

地球温暖化や住居地の減少など、地球は数々の問題を抱えています。そこで焦点が当てられるのが人類の火星移住です。しかし、我々は崩壊した地球を放棄して良いのでしょうか。本企画では人類が地球での生活を続けられるための工夫を考えました。火星ではなく、地球の地下に引っ越してみたらどうでしょう。地下移住は地上の環境を維持・改善すると同時に、生活空間の拡張ができます。気温も地上より安定し、火星移住より実証性が高いとされています。地下に生活環境を作ることにより、持続可能な未来を築けるかもしれません。ブース内のプレゼン資料や地層・地下住居の模型を通して、「未来の生活」を一緒に考えてみませんか?

With rising issues such as global warming and lack of available land, the earth is facing its greatest crisis. In such circumstances, the “Mars Colonization” solution has emerged as an escape plan for humanity. However, is it ethical for us to abandon our planet earth? In this project, we take a look at the possibilities of living underground. Migrating underground provides benefits of preserving our environment, expanding living space, and keeping stable temperatures, demonstrating its practicality compared to the Mars Colonization project. An underground society may become an innovative step towards a sustainable future. Join us in discussing the “future of living” alongside interactive models and presentations!

✏️出展レポート

話し合った未来像

火星移住の次なる移住先として「地下移住」の可能性について出展をしました。
小さなお子さんがイメージしやすいように地下生活の模型を作り展示しました。
地下生活の住まいとして水のエリア・発電エリア・住宅エリア・工業エリアなど未来都市をイメージ、それに伴うスライドショーも併せ展示しました。
別の視点としては、地球温暖化や気候変動によって地球上に住めなくなった場合、火星移住という暮し方についても同様に考えてみました。火星についてはコスト面や水の問題などがありますが、地下移住であればコストや水の問題は解消されるのではないかという仮説をご説明させていただきました。

意見・論点

近い将来、火星移住は実現可能ではないかといった前向きな意見がある半面、実現は難しいといった真逆の意見もあり興味深い意見交換ができました。火星移住は莫大なコストがかかりますが私が提案する地下移住というアイデアは面白いと評価はいただきました。一方で、人間の暮らしの中で必要不可欠な太陽光や空気の問題が最大の難関であると改めて思いました。
また、ブース内に設置したアンケートでは来場者の皆さんが最も気になる環境問題を可視化し、今後の参考になるデータ・議論が生まれたと感じました。

キーワード

二酸化炭素、資源不足、水質・水源問題、エネルギー、食糧危機

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

”環境問題は地球の問題”をテーマに議論をさせていただきました。私のように環境保全に強い思いを持つ参加者の方もいれば、経済や国際情勢、テクノロジーを重視する来場者の方もいらして、様々な違った価値観や意見をもつ皆さんと意見交換をすることによって、環境問題がどれだけ複雑な問題であるかを改めて実感いたしました。
さらに、未来の生活で一番の懸念点をアンケートさせていただきました所、多くの方が二酸化炭素排出についての危機感を持っているという結果が出まして、エネルギー全般についての問題意識が高いことが改めて分かりました。
今後も皆さんからいただいたアドバイスを活かし、環境問題の解決方法を研究し続けたいと思います。
たくさんの学びの機会を頂きましてありがとうございました。