出展者名

ムーンショット 目標1 山西プロジェクト

Moonshot Goal 1 R&D Program, Prof. Yoko YAMANISHI 's Project

プログラム概要

本研究は、2050年までに、体外から専門家や本人が遠隔(体外)操作で、体内の状態を安全・安心に把握・改善・向上できる社会の実現を目指し、体内で、生体分子の利用を基盤とする細胞内サイバネティック・アバター(CA)の連携・協調の遠隔操作技術の創出と利活用を推進します。ナノメートルスケールの人工や天然の生体分子から構成される細胞内CAを設計することで、マイクロメートルスケールの細胞間相互作用を用いて、細胞レベルで体内を良い状態に保つことができる社会を実現します。 細胞内CAの利用には、その技術的な安全性や公正性の担保が必要不可欠です。皆様のご意見をお伺いできたら幸いです。

✏️出展レポート

話し合った未来像

本研究は、2050年までに、体外から専門家や本人が遠隔(体外)操作で、体内の状態を安全・安心に把握・改善・向上できる社会の実現を目指し、体内で、生体分子の利用を基盤とする細胞内サイバネティック・アバター(CA)の連携・協調の遠隔操作技術の創出と利活用を推進することを目標としています。ナノメートルスケールの人工や天然の生体分子から構成される細胞内CAを設計することで、マイクロメートルスケールの細胞間相互作用を用いて、細胞レベルで体内を良い状態に保つことができる社会を実現します。細胞内CAの利用には、その技術的な安全性や公正性の担保が必要不可欠です。会場ではアンケートなどを通して上記記載に対する皆様のご意見や未来像について話し合いました。

意見・論点

ブースでの特徴的な意見や論点については,以下の通りとなっています。

  • 「未来の医療という感じがした」
  • 「自分の体を細胞アバターでより健康な体にできそう」
  • 「病気を治すのではなく、そもそもさせない為のアプローチと感じました」
  • 「安全性の方が気になりました」
  • 「SFのように感じた」
  • 「実現したら早期発見に役立ち死亡率が下がりそう」
  • 「細胞には、まだ、可能性があると思った」

また多くのアンケートの回答者が、アバター細胞技術の詳細や実現方法について知りたいと述べていました。
安全性や倫理的な懸念についても意見もありました。実用例や将来的にどのような応用が可能になるかについても興味があるようでした。細胞内CAの構造、設計方法、制御方法など技術的な詳細についても知りたいと述べていました。
特徴的な回答として

  • 「どのようにして作られるのかが面白そうです。」
  • 「安全性の方が気になりました」
  • 「実際に動いている様子をみたい」
  • 「どの程度の安全性となれば社会実装されるのか」

などがありました。

キーワード

アバター細胞技術、病気の治療や予防、健康維持や健康診断、がん、認知症、免疫系関連の疾患、人体の強化やエンハンスメント、安全性や未知性、細胞内CAの構造、設計方法、制御方法、倫理的な問題、教育と普及、セキュリティやプライバシー、副作用、自己免疫疾患 等

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

対話やアンケート結果を要約すると下記のような意見や論点がありました。
1. 感動と驚き: 多くの回答者が、アバター細胞の概念や技術的な詳細に感動し、驚いたと述べていました。
2. 未来への期待: 実現すれば医療や健康に大きな影響を与える可能性があると考えられており、多くの回答者が将来的に期待できると述べていました。
3. 難しさの認識: 一方で、技術的な難しさや実現性について懐疑的な意見もありました。
4. 医療への応用: アバター細胞の医療への応用可能性については、高い期待が持たれており、ガン、アレルギーなどの治療への応用が期待されていました。
5. 安全性と倫理: 安全性や倫理的な懸念についても意見があり、実現する際には慎重な検討が必要だと考える意見もありました。
6. 教育と普及: アバター細胞の概念や技術的な詳細をより多くの人に知ってもらうことが重要だと考えられており、教育や普及活動が必要だと述べている回答者もいました。
以上、対話やアンケート結果、感動と驚き、未来への期待、難しさの認識、医療への応用、安全性と倫理、教育と普及の主に6つの点が挙げられ今後の研究におけるELSI観点の数多くの意見を頂き、今後の研究計画において大変参考になりました。