出展者名

日本技術士会 科学技術振興支援委員会

The Institution of Professional Engineers, Japan

プログラム概要

身近な不思議として光を取り上げ、「光の実験」と「光るスノードームの工作」を行います。「光の実験」では光を「わける」「まぜる」「あてる」実験を通して、参加者は光の不思議な性質について学びます。「光るスノードーム」工作では、光で遊び楽しむことを通して、参加者は光の持つ不思議と魅力を体感します。また、工作には鏡・LEDライト・光ファイバーや使用済みの廃材を使用し、科学が日常生活でどう応用されているかと同時に生まれている環境課題についても、私たちと参加者とで対話を行います。対話を通して科学することが新たな価値を創造したり身近にある社会課題の解決を図る可能性に触れ、これからの未来を創る行動を一緒に考えます。

Taking light as a familiar wonder, we will conduct a "light experiment" and a "glowing snow globe craft." In the "light experiment," participants will learn about the mysterious properties of light through experiments in "dividing," "mixing," and "shining" light. In the "glowing snow globe" craft, participants will experience the wonder and charm of light by playing with it. In addition, we will use mirrors, LED lights, optical fibers, and used waste materials for the craft, and we will have a dialogue with the participants about how science is applied in everyday life and the environmental issues that are currently arising. Through dialogue, we will come into contact with the possibility that science can create new value and solve social issues close to home, and think together about actions that will create the future.

✏️出展レポート

話し合った未来像

  • 「虹ってきれいだね! 光るスノードームを作ってみよう!」。虹を題材にして、身近な科学の不思議について、共に考え、対話し、調べたり(科学)することの楽しさという宝物を、子どもたちも保護者の方々も私たちも手にすることができました。
  • 参加者は、実験や工作をとおして、触れて、見て、楽しみながら科学に関心を持つキッカケを得るとともに、科学技術から生まれる環境課題について考えることのキッカケも得ました。そして、私たち技術士は、みなさんの関心や疑問を知り、専門知識を分かりやすく伝える力を高める機会を得ることができました。
  • 身の周りにある不用品が、すてきな材料になる。不用品を廃棄する前に、新たな価値を求めて、もう一度、見直してみよう!

意見・論点

  • 光のもつ不思議と魅力を対話しながら学習し、続いて光るスノードームの工作を行うことで、科学の不思議や環境課題について理解を深めることができました。
  • 特に科学技術が日常生活で、どのように応用されているか、同時に生まれる環境課題についても、私たちと参加者で対話することによって、身近にある問題の解決と、私たちにできる気づきを発見しました。
  • 実験や工作、そして対話をとおして、科学することが新たな価値を創造したり、身近にある社会課題の解決を図る可能性に触れ、これからの未来を創る行動を一緒に考えました。
  • 「光の実験、楽しかった」「おもしろかった」「また聞きたい」「すごく、わかりやすかった」「環境に良いことをするには、使われなくなった物など活用して、いろいろ作ってみると良い」「来年も、またやりたいな」等々の気づき、感想を得ました。

キーワード

  • 「虹」:空にできる虹に追いつけるか、追い越せるか。虹の向こうに、何があるのかな。虹は、何でできているのかな。
  • 「わける、まぜる、あてる」:光の性質について、3つの実験を行い、光のふしぎを体感しました。
  • 「光の三原色」:赤色と緑色と青色の光を混ぜると、白色の光になりました。
  • 「光るスノードーム」:工作によって、実験を振り返り、科学の不思議や環境課題について、理解を深めました。
  • 「科学技術」:テレビやスマホの画面を拡大してみると、赤色と緑色と青色の光でできているんだね。LEDライトや光ファイバーなどの科学技術を活用すると、くらしが便利になるね。
  • 「環境課題」:科学技術は便利だけど、同時に環境課題も生まれているんだ。今回は、廃材を使って光るスノードームの工作を行い、環境課題への気づきや循環型社会について対話し、身近にある問題の解決と私たちにできることを考えてみました。

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

私たちのくらしを守り便利にする「科学技術」を再認識し、参加者の科学や環境課題への意識啓発、そして私たちは持続可能な社会を実現するための第一歩を踏み出しました。
「なぜ?」と思ったことを、そのままにしないことは、大人も子どもでも大切なこと!
常に疑問を持ってみること。答えを見つけた後に、さらに問題を見つけて、探してみる。
私たち技術士も、共に学ぶ機会を得られ、みなさま、ありがとうございました!
次回を、お楽しみに!