出展者名

サイエンストークス

Science Talks

プログラム概要

あなたの「科学・研究への愛・思い・きっかけ」を教えてください!このブースは訪れた人の研究への愛がたくさん集まる場所。
科学に携わる全ての皆様、あなたの科学・研究への思い、好きになったきっかけを伝えに来てください。他の人の「愛・思い」を知ることで、自分の好きがもっと好きに、さらに自分の興味が大きく広がるかもしれません。また、たくさんのきっかけを参考にして、ご自身のコミュニケーションの幅を広げて下さい。
そして、ここは学生の皆さんにも気軽に立ち寄って欲しい場所。ぜひ、みんなの「科学・研究への愛」を見に来てください。自分に合った科学への想い・きっかけが見つかるかもしれません。

Tell us about your love, thoughts, and inspiration for science and research! This booth is a place where visitors can share their love for research.
Everyone involved in science, please come and share your thoughts on science and research, and what inspired you to love it. By learning about other people's love and thoughts, you may find that you love it even more, and your interests may expand even further. You can also use the many examples of inspiration to broaden your own communication skills.
This is also a place where we hope students will feel free to drop by. Please come and see everyone's “passion for science and research.” You might just find the passion and inspiration for science that resonates with you.

✏️出展レポート

話し合った未来像

高校生、大学生の皆様とは、ご自身が研究への道へ進むのか、それとも違う道へと進んでいくのかなどの自身の未来像についてお話をしました。科学や研究への熱い思いがありながらも研究者という道ではなく、教育者としてこれから活躍していきたいと考えておられる教育学部の学生さんたりがいたり、祖父がムササビの研究者で自分もムササビの研究者になりたいと考えている小学生などに出会い話し合いをすることができました。
また、研究者としてすでに道を決めておられる皆様とは、ご自身の研究でどんなことを成し遂げたいのか、そういったことを叫んでいただきました。例えば、移動できない植物の秘密を知りたい、体格差、身体障害の有無に関わらず、誰もが平等に楽しめるスポーツを科学技術を使って実現するなどの様々な熱い思いを知ることができました。
さらには、こういった個人の未来像だけではなくもっと大きな日本の科学の未来について叫んでくださる方もいました。
例えば、薬剤師として何十年も仕事をしており、代謝をおこなわないウィルスには抗生物質が効かないことを学生でも必ず習うにも関わらず、それを知らないという方も多いことに疑問を持ち、もっと教育に対して変わる必要を訴えてくださった方がいたり、企業がもっとサイエンスコミュニケーションの重要性を認識して欲しいであったり、政治に対してまで科学に対する熱い未来像を叫んでくださる方がいました。

意見・論点

このブースでいただいた意見としましては、科学に対する思いと言うのは本当に人それぞれであり、他の方の書いた愛をみるのがとても面白い、参考になる、さらには元気をもらえるという方までおられました。好きにも色んな好きがあり、好きになるきっかけもほとんどの人が違うということ、ただその中でも似たようなきっかけや、大きな枠で考えると近い気持ちを持っている人がいることに気づき、そこが面白さを感じるポイントであったり、元気をもらえるポイントなのではないだろうかと考えられます。

キーワード

知りたい、知る喜び、ワクワク、自由、楽しい、面白い、子供、元素、周期表、生き物、細胞、生体内、理論、実験結果、奥深さ、世界、一番

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

他の方の書いた研究への愛を見て、あ、この人とお話してみたかったなというご意見をいくつかいただきました。個人情報などの点でなかなか誰が書いたかなどの詳細までを書いてもらうことはできないのですが、もう少し年代や性別、職種など特定はされない程度の情報は増やしても良いのかと考えられます。そうすることで、分類をした時により、見えてくるものが多くなると考えられますので、次回はそういったところも可能な限り書いていただけるようにしたいと思います。
ご自身が科学を追求するたちばではなく、将来を担う子供たちへという思いを持っていたり、多くの方に研究の面白さを共有したいから科学に携わっている方が多いなということも非常に印象的でした。多くの方は一言のみで、それに関するエピソードについてまではお話でしか聞き取ることができなかったので、もう少し工夫し、研究・科学への愛という一言に対するエピソードもピックアップできるような工夫を次回以降はしていくことで深みを持たせることができるのではと考えています。
今回、200名近くの皆様と対話することができ、サイエンスアゴラに来られるかたのほとんど(9割以上)が年齢に関わらず科学・理科へ興味・思いを持っていることがわかりました。中には科学はわからないけど、AIやVR技術が気になったから来場された方、親御さんに連れられてきた小学生2年生以下の子供たちもいましたが、それらの方以外は、ご自身でなにかしらに科学に関わっていたり、文系だけど科学技術に興味があったり、自分で実験や理科が楽しいと思って来場されている子供たちがほとんどです。興味のない方がゼロではないので、もう少し工夫すれば、もしかしたらこれまで科学に関わって来なかった方々にも来場いただけるかもしれません。