出展者名

土木学会 木材工学委員会

Japan Society of Civil Engineers Wood Engineering Committee

プログラム概要

日本の人工林は今、本格的な利用期を迎えています。これまでは木を利用するために樹を植えましたが、これからは樹を植えるために木を使用する必要があります。また、豊かな森林資源を未来へ継承するには、伐採・利用・植林の持続可能なサイクルが不可欠です。本展示では、特に「伐って使う」ことに焦点を当て、炭素固定に効果的な土木分野での木材活用を紹介します。さらに、地震に強い安全なまちづくりに貢献する木材技術も展示します。将来にわたり自然と共生する持続可能な社会の実現に向け、私たちに何ができるでしょうか。来場者の皆様との対話を通じて、森林資源の未来と私たちの役割について共に考える機会としたいと思います。

Japan's planted forests are now entering a period of full-scale utilization. Until now, we planted trees to use wood, but from now on, we need to use wood in order to plant trees.To pass on our rich forest resources to future generations, a sustainable cycle of harvesting, utilization, and reforestation is essential. This exhibition focuses particularly on the "harvest and use" aspect, showcasing wood utilization in civil engineering projects, which is effective for carbon sequestration. We also present wooden construction technologies that contribute to creating earthquake-resistant, safe urban environments.
What can we do to realize a sustainable society that coexists with nature for generations to come? Through dialogue with visitors, we aim to create an opportunity to collectively consider the future of our forest resources and our role in shaping it.

✏️出展レポート

話し合った未来像

木材に興味のある学生たちと未来の技術について話し合いました。木材と異素材を組み合わせた新たなCLTの開発、宇宙ステーションでの木材活用など、夢のあるアイデアを数多く聞くことができました。次世代を担う皆さんから積極的に素晴らしいアイデアが出されたことをとても嬉しく思い、出展者側にとっても学びの多い機会となりました。

意見・論点

今、木材活用の機運が高まっており、ブースでは新たな木材の活用方法を紹介しました。多くの来場者が私たちの取り組みに賛同してくださり、特に花粉の少ないスギへの植え替え計画について共感を得られたと感じています。また、木材の耐腐朽性や防火性に関する質問も寄せられました。研究成果に基づいた適切な使用方法をお伝えすることで、こうした懸念の解消につながったと考えています。

キーワード

木材に触れてもらいたいという思いから、ノベルティとして秋田県産スギを使用した木製ペン立てやメモスタンド、ストラップをプレゼントしました。また、私たちの活動を紹介するため、木材を用いた複数の模型をブースに展示しました。来場者からは「木の良い香りがする」という感想が最も多く聞かれ、好評だったと感じています。

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

今年話題となった万博の大屋根リングにCLT技術が採用されていることや、会場のテレコムセンタービル天井にトラス構造が取り入れられていることなどを説明すると、来場者は興味深く聞き入り、『これから街で見つけてみます』との感想をいただきました。情報を伝える際には日常生活に関連する事例を基にすることで、専門技術をより身近に感じてもらえるきっかけになると実感しました。