出展者名

クリーン燃料アンモニア協会/JH2A

Clean Fuel Ammonia Association/Japan Hydrogen Association

プログラム概要

クリーン燃料として注目されるアンモニアと水素について、私たちの暮らしとのかかわりを紹介します。なぜ脱炭素社会が必要なのか、なぜアンモニア・水素が脱炭素社会に役立つのか、どんな技術か、リスクと対策を聞いてどんな不安を持ち何を要望するのか、を対話し、特に中高大学生には、自分たちが社会の中心となる時代のエネルギー事情を想像するのに役立てていただきたいと思います。また低年層には、アンモニア輸送船や水素輸送船が着く港、アンモニアや水素を用いる発電所、アンモニアから水素を製造する工場、水素を燃料電池バス等に供給する水素ステーションなど、近く実現する社会をマインクラフトで探検していただきます。

This program will introduce ammonia and hydrogen, which are attracting attention as clean fuels, and their relationship to our daily lives. We would like to discuss with you why a decarbonized society is necessary, how ammonia and hydrogen contribute to achieving this goal, what kind of technology will be introduced, and what risks and countermeasures there are, and what concerns you have and what you would like to see for future. We hope that this will be particularly useful for junior, senior high school, and university students to imagine the future energy situation in an era in which they play a central role in society. We will also have younger students explore Minecraft, depicting a society that will soon become a reality, including a port where ammonia transport ships and hydrogen transport ships arrive, a power plant that uses ammonia and hydrogen, a factory that produces hydrogen from ammonia, and a hydrogen station that supplies hydrogen to fuel cell buses and other vehicles.

✏️出展レポート

話し合った未来像

アンモニアや水素をクリーン燃料として使うことにより脱炭素化が進む社会。

意見・論点

  • アンモニア・水素がなぜ脱炭素社会につながるのか。
  • アンモニアと水素は利用するところが違うのか。
  • なぜ外国からアンモニア・水素を持ってこなければならないのか。
  • どうやったらアンモニア・水素は安くなるのか。
  • 先行していた水素の勢いが少しなくなっているのはなぜか。

キーワード

アンモニア、水素、再生可能エネルギー、コスト、普及、爆発、人の健康への影響、燃焼、燃料利用

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

脱炭素社会に寄与するクリーン燃料として水素の認知度は高かったが、アンモニアは低かった。
しかし、説明を聞いたあとの「脱炭素社会に役立つか」の質問には水素もアンモニアも同程度に役に立つという印象になっていた。
環境問題に興味がありブースを訪れた若い人が多く、展示ポスターのうち「アンモニア・水素がなぜ脱炭素社会につながるの?」に関心が高かった。
また、アンモニアの認知度が低かったため、「アンモニアはどこで使われるの?」の展示ポスターにも関心が高かった。
もっと学校などで広く教えて国民的な理解につなげたらどうかとのコメントもあった。
これらの理由で、今回のブース出展は大変効果があったと感じている。引き続きこのような機会を活用して水素やアンモニアの利用意義を伝えていきたい。
また、今後身近でアンモニア・水素を使う設備ができる場合、どのような方法で説明を受けたいかについても対話し、地域のメリット・デメリットを中心に対面やオンラインの説明会で説明を受けたいほか、ネットやチャットで質疑を行いたいという要望もあることがわかった。
小学生にはマインクラフトによる「脱炭素ワールド」が大変人気だったが、内容(中身)についての関心は低かった。(ただただマインクラフトがやりたいだけ)集客の点では効果的なので、マインクラフトをやっている間に保護者の方に1分程度で説明できるものを用意するとよいと思った。実際「ここでは何が学べますか」という質問もあったので、それに簡単に答えられるカードのようなものがよいかもしれない。