出展者名

大阪大学蛋白質研究所・蛋白質研究奨励会(PDBj)

Institute for Protein Research of the University of Osaka & Protein Research Foundation (PDBj)

プログラム概要

「タンパク質」って、なんだろう?お肉?おさかな?実はそれだけではなく、私たちの生命を支えるちいさな”分子機械”としても仕事をしているんです。この展示では、赤青立体視めがねによる分子の立体視体験、紙モデルによる分子の組み立てなど、「見る・さわる・作る」ことで、タンパク質やそのはたらきについて紹介します。ポスター展示や専門家による解説もあります。いっしょに「タンパク質」を体験してみよう!

What is a "protein"? Is it meat? Is it fish? It's more than that; it also works as a tiny "molecular machine" that supports our lives. This exhibit introduces proteins and their functions through the "seeing, touching, and making" approach, including a stereoscopic view of molecules using red-blue stereoscopic glasses and the assembly of molecules using paper models. There are also poster displays and expert explanations. Let's experience "protein" together!

✏️出展レポート

話し合った未来像

  • 今後新たな感染症が発生したとき、PDBの膨大なデータとAIの活用によってより迅速に治療薬やワクチンの開発・生産ができるようになる。
  • AIやシミュレーションによる立体構造予測との住み分けや両者の意義を見直し続ける。
  • 生命科学の面白さや、未解明の部分がある生命科学研究者への興味・関心を広げ、基礎研究を志す人材の育成や、土壌の醸成の一翼を担うため教育や広報の方法を考えたい。
  • 誰もが自由にアクセスできるということを活かし、研究者のみならず一般の人でも、最先端の研究に触れ、また氾濫する情報の信頼度を判断するための材料になれると良い。

意見・論点

  • 紙媒体以外のさまざまな表現方法をもっと活用できれば、生徒の興味を引き出し理解を深めることができそうだが、どうやって活用すればいいのかがわからない。多忙のため活用するための情報を取りに行く余裕がなかなかない。興味深いことではあるが目の前の受験に直結しないことは、一部の生徒や保護者からは必要ないとみなされることがある。
  • 特定の機能(あるいは構造)をもつ蛋白質の設計は現時点で可能か?
  • 立体構造予測はどの程度正確か?実験は不要になるか?
  • データベースの存在意義はどのようなものか?
  • 中高生から、「タンパク質の構造を3Dで立体的に見ることで、教科書で学んだ内容を理解できた」との意見があった。研究現場と橋渡しができるコンテンツへの期待が示された。

キーワード

高大連携,理科教育、立体構造予測、新規蛋白質の設計、可視化、体験化

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

  • 現時点の技術でどこまで可能か、どこまでわかっているか、何がわかっていないか、ということは研究者を志す学生さんや子供たちだけでなく、広く関心の高い内容だと感じた。長く続いている分野だが、常に知識をアップデートしていくことは、自身の業務遂行のみならず、人材育成という観点でも重要なことであると再認識した。
  • タンパク質の立体構造というミクロな事象が私たちの日常の経験に直結している例をいくつか示したところ、大変興味を持って聞いていただけ、また、より深く突っ込んだ質問を引き出すこともできた。例示に使う題材の選定が重要であることがわかったため、次回以降はこのことにも気をつけつつ準備したいと思った。