出展者名

科学バー/キウイラボ

ScienceBar/KIWILAB

プログラム概要

8種類の進化ポスターに囲まれるという非日常空間に来場者が身を置くと、日常生活の中ではほとんど意識しない、長い時間をかけた生物の進化について考えてみたくなるはずです。特に先入観のないダニにフォーカスし、進化と多様性、強みと個性、生物の未来と自分の未来を自然に重ね合わせれば、この空間ならではの対話を体験できるでしょう。対話を通して、生物の不思議にとどまることなく、自分の個性を肯定したり、自分の本心を他人に開示したり、多様性を尊重する気持ちを高めませんか? また、広い世代に向けての学習機能とインテリアとしてのデザイン性を両立させる進化ポスターについてのご意見をいただき、今後の改良点を探っていきます。

Surrounded by eight different evolution posters, visitors will find themselves in an extraordinary space, inspired to reflect on the long-term evolution of living things, something that is rarely noticed in everyday life. By focusing in particular on the unprejudiced mites, visitors will be able to naturally connect evolution and diversity, strengths and individuality, and the future of living things with their own future, allowing them to experience a dialogue unique to this space. Through this dialogue, visitors will not only be able to appreciate the wonders of living things, but also affirm their own individuality, reveal their true feelings to others, and increase their respect for diversity. We will also seek feedback on the evolution posters, which combine educational functionality for a wide range of generations with design aesthetics for interior décor, and explore areas for future improvements.

✏️出展レポート

話し合った未来像

  • 科学をより身近な文化として楽しむために、「生物」「進化」「アート」をつなぐ新しい科学コミュニケーションの形を探りました。
  • ダニや果物の多様性や進化を題材に、人々が「自然の造形を見て、感じ、語る」場をつくることを未来像としました。

意見・論点

  • 「ダニぬり絵」や「果物クイズ」を通じ、来場者が楽しみながら生物の多様性に関心を持つ姿が見られましたので、これは今後もワークショップとして続けていくのはどうだろう、という意見が出ました。
  • ぬり絵に夢中になる時間は会話が減る傾向があり、今後は“ぬり終えたあとに自然に対話が生まれる仕掛け”を工夫したいと感じました。
  • 「子どもにどの程度説明するか」など、教育的活用への意見も寄せられましたので、どのように応えるか、今後の課題だという認識が生まれました。
  • 果物そのものを題材にすることで、科学を“自分ごと化”できる可能性が示唆されました。

キーワード

進化、果物、アートマップ、科学コミュニケーション、教育、ビジュアル化

来場者との対話から得られたこと・今後に生かせること

  • 新しい企画「くだもの系統樹アートマップ」について、参加者から「果物の進化を可視化する発想が新しい」「身近なテーマで進化を語れるのが良い」など好評だったので、メンバー一同これを前向きに捉えて制作をしっかり進めていこうと決意を新たにしました。
  • 対話を通じて、“科学は身の回りにある”という実感を共有できたことが大きな収穫でした。