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平成28年度採択開発課題(要素技術タイプ):6件

【最先端研究基盤領域】
スマートサーフェス設計を戦略とした革新的分離解析技術の開発
●チームリーダー/所属・役職
秋元 文
東京大学
大学院工学系研究科
講師
●サブリーダー/所属・役職
伊藤 正人
(株)日立ハイテクサイエンス
那珂事業所光学設計部
主任技師
●参画機関
慶應義塾大学
東京女子医科大学
ジーエルサイエンス(株)
●開発概要
温度応答性クロマトグラフィーは、温度により担体の疎水性相互作用・静電相互作用・特異的分子認識を制御することができるため、温度変化を利用して、有機溶媒を用いることなく水系で、低分子薬物、ペプチド、たんぱく質などの分離を制御できるシステムである。本課題では、ライフサイエンス分野の研究を発展的に加速させることを目指し、分離後物質の生理活性・機能を維持しつつ、高選択性・高回収率・高速分離・大容量分離を実現する分離解析技術を開発する。

超高感度無線無電極MEMS水晶振動子センサーの開発
●チームリーダー/所属・役職
荻 博次
大阪大学
大学院基礎工学研究科
准教授
●サブリーダー/所属・役職
野中 知行
サムコ(株)
開発部
課長代理
●参画機関
日本工業大学
●開発概要
世界で初めて開発に成功した無線・無電極圧電振動子センサーの原理を基盤とし、MEMSプロセスを駆使して温度補正を必要としない超高感度水晶振動子センサーを開発する。これは従来の振動子センサーの数万倍の質量感度を持つ素子であり、バイオセンサー、ガスセンサー、呼気センサーとしての革新的な要素技術となり、健康・安心・安全な社会に多大に貢献することが期待される。

超汎用型SEM用 球面収差(Cs)/色収差(Cc)補正器の開発
チームリーダー/所属・役職
川ア 忠寛
(一財)ファインセラミックスセンター
ナノ構造研究所
主任研究員
サブリーダー/所属・役職
野間口 恒典
(株)日立ハイテクノロジーズ
電子顕微鏡第一設計部
技師
参画機関
開発概要
走査電子顕微鏡に装着し、球面収差と色収差を同時に補正することで高分解能化できる日本発の電界型コレクタを開発する。顕微鏡の加速電圧やレンズ先端との距離の変更にも対応でき、焦点深度を拡大することで、多様な試料の観察を可能とする。さらに、操作性を向上することにより、広く世界に普及しうる革新的な要素技術の創出を目指す。

難分析核種の高感度分析のための多色イオン化光源の開発
●チームリーダー/所属・役職
坂本 哲夫
工学院大学
先進工学部
教授
●サブリーダー/所属・役職
奥村 丈夫
(株)日本中性子光学
代表取締役
●参画機関
名古屋大学
●開発概要
福島原発事故により放出された放射性物質のうち、「難分析核種」の高感度分析のための多色イオン化光源を開発する。難分析核種はγ線ではなく、α線またはβ線を放出するが、その検出が困難となっている。これらは今後、環境中エアロゾルや廃炉作業に伴うダストとして発生し、吸入すると長期に渡り内部被曝が懸念されるため、環境中の動態解明が急務である。開発する多色イオン化光源は高繰り返し率・波長可変・多色発生が可能なことを最大の特長とし、これにより極めて選択性の高い核種選択イオン化・質量分析イメージングを世界に先駆けて実現する。

原子解像度顕微鏡で得られる超高速分子動画の自動化解析技術の開発
●チームリーダー/所属・役職
原野 幸治
東京大学
総括プロジェクト機構
特任准教授
●サブリーダー/所属・役職
古河 弘光
(株)システムインフロンティア
取締役・副社長
●参画機関
●開発概要
超高速原子分解能透過電子顕微鏡で得られる有機分子の2次元動画像から、その3次元動的構造を自動的に決定できるソフトウェアの開発を行う。高速カメラによって得られる大量の電子顕微鏡動画とシミュレーションでの分子の動きを関連づけることで、時系列で変化する分子の動きを3次元的に観察できる。これにより、分子の配座変換過程や化学反応の解析、さらには結晶化過程の追跡など、基礎研究から工業プロセス管理まで幅広い波及効果が期待される。

生体分子ムービー観察を実現する高速イオン伝導顕微鏡の開発
●チームリーダー/所属・役職
渡邉 信嗣
金沢大学
理工研究域バイオAFM先端研究センター
助教
●参画機関
●開発概要
生体分子は自らの構造を変化しながら、他の生体分子と相互作用することで機能を発現しており、構造と動きを直接的にとらえるムービー観察技術が強く求められている。本課題では、独自に考案した技術とイオン伝導顕微鏡を融合した新しい走査プローブ顕微鏡の基盤技術を開発する。これにより、液中の生細胞膜ナノ構造のムービー観察を高解像度で高速、非標識に行うことができ、生命科学研究における革新的な研究ツールとなることが期待される。


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