事業成果

「明るく豊かな低炭素社会」の実現を目指して

低炭素社会実現のための社会シナリオ・戦略を提案2021年度更新

明るく豊かな低炭素社会に向けて

低炭素社会戦略センター(LCS:Center for Low Carbon Society Strategy)とは

低炭素社会戦略センター(LCS)は、科学技術による未来の共創に総合的に取り組むJSTのシンクタンクの1つとして、エネルギーを効率よく利用する技術の開発や、再生可能エネルギーの利用を計画的に増やすことによる「科学技術を基盤とした明るく豊かなゼロエミッション社会」づくりに向けた検討を行い、明るく豊かなゼロエミッション社会像を描くとともに、その実現に向けたシナリオ戦略を提言している。

未来の社会を実現するためのシナリオと戦略を作る
LCSのアウトプット

LCSでは、明るく豊かなゼロエミッション社会のビジョン、ゼロエミッションに向けた科学技術の現状と将来の評価や研究開発戦略、ビジョンの実現に向けた社会シナリオ、LCSの分析手法などを「イノベーション政策立案のための提案書」としてとりまとめ、公表している。

2020年度は「情報化社会の進展がエネルギー消費に与える影響(Vol.2)―データセンター消費エネルギーの現状と将来予測および技術的課題―」、「情報化社会の進展がエネルギー消費に与える影響(Vol.3)―ネットワーク関連消費エネルギーの現状と将来予測および技術的課題―」、「二酸化炭素のDirect Air Capture(DAC)法のコストと評価(Vol.2)―吸着分離プロセス―」、「次々世代ワイドギャップ半導体 酸化ガリウムのデバイス実用化へ向けた技術的課題の調査 (Vol. 2)―酸化ガリウム単結晶のエネルギーバンドダイアグラムの調査―」をはじめ23テーマについて社会シナリオ研究と提案のとりまとめを進めた。これらの内容をもとに国内外への情報発信・意見交換を行っている。

Think 20への参加

2017年のT20(ドイツ)以来、T20(G20シンクタンク会議)のポリシー・ブリーフ作成に参画し、社会シナリオ研究の成果を発信してきている。

また、サウジアラビアが議長国となった2020年度においては、LCSは事務局より協力要請を受け、タスクフォース10「持続可能エネルギー・水・食糧システム」に参画し、ポリシーブリーフ「VISION PAPER: FIT-FOR-PURPOSE ENERGY TRANSITION STRATEGIES: CASE STUDIES FROM G20 MEMBERS」の作成に携わった。

注)T20 : G20の「アイデア・バンク」として位置付けられ、G20各国のシンクタンク関係者等から構成される会議体

未来社会創造事業(低炭素社会)へのテーマ提案

未来社会創造事業(低炭素社会領域)課題募集時の「技術のボトルネック抽出」、先端的低炭素化技術開発(ALCA)の事業運営に協力。LCSの社会シナリオ研究の過程で得られた知見を活用し、ボトルネック課題の抽出方法・課題絞込み方法等について提案している。