事業成果

科学を伝える

科学技術と社会を結ぶ 「未来」をつくるプラットフォーム2025年度更新

壮大な研究開発の最前線を体験する2つの常設展示を開発

量子コンピュータ、および宇宙と素粒子に関する2つの常設展示を2025年4月公開に向けて開発した。容易にうかがい知ることができない「量子」や「宇宙」という未知の探究に挑戦し、成果を未来へつなぐ壮大な研究開発の営みを紹介している。

前者の展示タイトルは「量子コンピュータ・ディスコ」。さまざまな可能性を秘めた量子コンピュータのプログラミングを、DJのような体験を通して理解できる。後者は「未読の宇宙」。巨大な観測・実験装置を駆使して、研究者たちがどのように宇宙を読み解こうとしているのかを体感できる。

「量子コンピュータ・ディスコ」(イメージ)

「量子コンピュータ・ディスコ」(イメージ)

「未読の宇宙」(イメージ)

「未読の宇宙」(イメージ)

ミュージアム環境をいかしたインクルーシブな未来社会への貢献

「未来館アクセシビリティラボ」では、障害や年齢、国籍といった違いに左右されることのないインクルーシブな未来社会の実現を目指して、障害者の社会参加を支えるアクセシビリティ技術の研究開発を進めている。視覚障害者を目的地まで安全に誘導する自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」については、実証実験の一環として2024年4月より未来館内の定常的な試験運用を開始した。また、新機能を搭載した最新モデルを2025年の大阪・関西万博に出展し、社会実装に向けて万博内で実証実験を行う。

協力:一般社団法人次世代移動支援技術開発コンソーシアム

AIスーツケース新モデル

AIスーツケース新モデル