若手研究者ベンチャー創出推進事業
若手研究者ベンチャー創出推進事業 平成21年度公募要領

公募受付締め切り日 平成21年6月5日(金)17時

5.審査

(1) 審査の方法
 申請内容等の審査は、外部有識者により実施されます。
 申請者から提出された申請書類等の内容についてPD・PO及び外部有識者(学識経験者、産業界、ベンチャービジネスの経験者等)を活用して選抜評価(書類審査及び面接審査)を行い、それらの評価結果を基に、PD・POが取りまとめを行い本事業の目的に照らして優秀と認められる採択候補課題を選定します。
 なお、審査は非公開で行われますが、申請課題との利害関係者は、当該課題の審査から排除されます。
 また、評価者として審査に携わる有識者は、審査の過程で取得した一切の情報を、評価者の職にある期間だけでなく、その職を退いた後についても第三者に漏洩しないこと、情報を善良な管理者の注意義務をもって管理すること等の秘密保持を遵守することが義務づけられています。
 審査の経過は通知いたしませんし、お問い合わせにも応じられません。

(2) 審査の手順
 書面審査及び面接審査を次の手順により実施します。
① 形式チェック
 提出された申請書類について、応募の要件(申請者の要件、申請金額、研究開発期間、重複申請の制限等)を満たしているかについてチェックします。
 応募の要件を満たしていないものは、以降の審査の対象から除外されます。
② 書面審査
 外部有識者による書面審査を実施します。
③ 面接審査
 外部有識者による申請者に対する面接審査を実施します。面接審査には、JST起業研究員となる若手研究者及び起業支援組織に参加していただきます。なお、面接審査に出席しなかった場合は、辞退と見なされます。
④ 最終審査
 書面審査及び面接審査における評価を踏まえ、PD・POが取りまとめを行い、採択候補課題を選定します。
⑤ 採択課題の決定
 最終審査結果を踏まえ、JSTは採択の要件確認を実施の上、採択課題を決定します。その際、採択の要件確認のために必要な下記の書類を別途提出して頂きます。
・本申請課題が他制度による助成対象課題と重複していないことの説明書
・ベンチャー企業創出の核となるJST起業研究員の研究成果の実施許諾同意書(特許等の研究成果の保有者が発行する同意文書)
 なお、不採択となった場合も、その理由を付して審査結果を通知します。

(3)審査の観点
 提案された課題の研究開発成果の内容が実用化され、ベンチャー企業の創出に資する内容となっているかどうかを技術面、起業面の他、若手研究者の起業意欲も考慮して審査します。審査の観点は、以下のとおりです。
a. 研究開発計画の妥当性
 企業化に向けた研究開発計画が適切であり、かつその実施体制が整っていること。
b. 事業構想の新規性及び優位性
 提案された事業構想に新規性があり、かつ、ターゲット市場、競合他社、市場動向を鑑みて、提案する製品・サービスに競争優位性があること。
c. 支援計画の妥当性
 企業化に向けた研究開発を実施するJST起業研究員への支援計画が適切であり、かつ、その実施体制が整っていること。


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